最近の外資系金融機関のサブプライム関係の巨額損失のニュースには、まったく驚かなくなっていたんですが。
http://online.wsj.com/article/SB120115814649013033.html(有料)
Societe General Hit by $7 Billion Fraud-Related Loss, $3 Billion in Write-Downs
France’s Societe Generale said a trader’s fraud will result in a $7.16 billion loss and it will write down an additional $3 billion in assets related to subprime-debt exposure. The bank plans to raise $8 billion in capital in coming weeks.
「$7 Billion Fraud-Related Loss」って、”どんだけー”!
ベアリングスや大和銀行事件時代ならともかく、いまどきの大手金融機関の内部統制で、トレーダーにこれだけの損失を出させる隙があるもんなんですね。
The trader is responsible for “plain vanilla” futures hedging on European equity market indices and had taken massive fraudulent directional positions in 2007 and 2008 beyond his authority, abusing his knowledge of the group’s security systems, SocGen said.
とのことですが、悪用されたセキュリティ・システムの知識って、どんなんでしょうか?
これだけ巨額の損失を出しておきながら、通年で利益が出る、というのもスゴい。
(ではまた。)
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