先週の話で恐縮ですが、NHKの爆問学問FILE073:「人類よ声を聴け」は、文化人類学の川田順造東京外国語大学名誉教授の回だったのですが、その川田名誉教授が、新婚早々、アフリカで3年間、奥さんと暮らした時の話。
毎日朝から晩まで同じ体験をして2人だけで日本語を話していると言葉が衰退するんです。つまり、いちいち面倒くさい表現をしなくても、よくツーカーの仲っていうけれども、簡単な合図で伝わっちゃうわけ。
だから、言葉っていうのはやっぱりある程度よそよそしくなければ成り立たないんだよね。
法とかマニュアルとかも、ある程度よそよそしい社会じゃないと発達しないってことでしょうね。
(ではまた。)
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