本日お届けする、有料メールマガジン「週刊isologue」第11号のテーマは、「FIATはクライスラーなんか買っちゃって大丈夫か?」です。
アメリカの金融危機に端を発した自動車業界再編で、イタリアのFIAT(フィアット)社がクライスラーを買収することになりましたが、みなさん、「FIAT」ってどんな会社かご存知でしょうか?
「イタリアの自動車メーカー」ということはご存知でも、それほどイケてる自動車会社という感じがしない方が多いでしょうし、それが「ビッグスリー」のクライスラーを買えるほどのパワーを持っているのかしらん?と疑問を持っている方が大半なんじゃないでしょうか。
また、「イタリア人は、女のケツを追っかけるのは好きだけど、働くのはあまり好きじゃなさそう」というステレオタイプなイメージをお持ちの方は、アメリカ人がやってダメだった会社をイタリア人が立て直せるのかしらん?とお考えかもしれません。
今回は、日本ではあまり報道されないFIATがどんな会社なのかということを開示資料等から探り、今後も継続するであろうグローバルな業界再編について考えてみたいと思います。
・・・といういことで、
- クライスラー破綻処理の概要
- クライスラーの破産法申請書類
- クライスラーのバランスシート
- FIATの財務内容の日本の大手自動車メーカーとの比較
- FIATのブランド(フェラーリも持っている!)
- 華麗なる一族「アニエッリ家」のFIAT支配の構図
(「ユヴェントス」も持っている。) - イタリアの会社法(の片鱗)
- FIATのガバナンス(CEOは会計士)
- クライスラーは「底値買い」の大バクチ?
- (おまけ)欧州の証券取引所再編の様相
等について考えてみました。
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(ではまた。)
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いつも楽しく拝読させていただいている、某ロースクール生です。
日本の社会にすら目を向けていない、前近代的体質を持った今の日本のマスコミが、ましてFIATの件について報じることなど、残念ながら期待できません。
GMやクライスラーの再建プロセスについては、個人的には興味があるところでしたので、今回はとくに勉強になりました。
どうも、ありがとうございました。
こちらこそ、どうも、ご愛読ありがとうございます!
(ではまた。)
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