同じく、「エンゼルバンク」
の今週の回で、ドラゴン桜の主人公だった桜木弁護士が起業セミナーをやっているんですが、その最後にこんなオモロイことをおっしゃいます。
残念ながら皆さんの中で起業家として成功する人は一人もいない
起業して成功する人に、成功するためのマニュアルを誰かから教えてもらおうなんて思う人はいない
私、結構ベンチャー経営者に会っている方だと思いますが、確かに、
「起業セミナーを聞きに行って成功しました!」
という起業家には、まだ出会ったことがないですね。
—
「成功マニュアル本」「仕事のやり方本」「自己啓発本」等も同じかも。
「自己啓発本を読みまくって成功した人」というのは、ミズノンノ氏
以外には、あんまり聞いたことがないですねー。
(この本が大ヒットしたのは、これが単なる「自己啓発本」というよりも、自己啓発本のパロディというか、「メタ自己啓発本」といった存在になっていたからではないかと思います。)
—
世の中というのは大変カオス的なものであり、「成功するための方法」というのは、それぞれの人、タイミング、条件等によって全く異なるものなはずだから、(もちろん過去の事象は参考にすることは大事にしても)、「こうすれば成功する!」てな法則はまず期待できないし、「こうすれば成功する!」てなことを平然と口にする人は、大変アヤシいと言わざるを得ないということではないでしょうか。
(ではまた。)
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でも、人間は、えてして怪しいもの、非論理的なものを信じるのですよ。
なんだ
成功マニュアルの真偽検証だと思って見に来たのに
関連本の読書感想文に過ぎなかったのか。
この記事こそが中身がスカスカですね。
いえ。よく読んでいただければお分かりのとおり、「関連本の読書感想」すら行っていなくて、単なる週刊マンガ誌に出て来るセリフの一節を読んだ感想であります。
わざわざ来ていただいたのに、申し訳ない限りであります。
(ではまた。)
激しく同意ですね、まさに。
成功してきた人の話ってどうもリアリティがないんですよね。自分に置き換えられないからかもしれませんが。逆に失敗体験はすごいリアリティを感じます(笑)
結局自分自身で作り出す以外、成功の方法はないのかもしれません。
企業家セミナーで必要なのはほんとうは失敗体験。
そもそも起業して成功するのはほんとうに万が一なんだから
他の9999を学ぶことができれば成功はする。
たいていの企業家はそんなことしてる暇はないから
とりあえず賭けてみる。
>企業家セミナーで必要なのはほんとうは失敗体験。
失敗体験もそうですし、「起業や会社運営のためのテクニック」は学んでおいても損はないかも知れないですね。
たいていのことはやり直しが聞くけど、例えば、資本政策なんてのは、最初にテキトーに考えたら後から修正するのは(既存の株主の利害関係ができてしまっているので)どんどん困難になるので、最初から、将来まで見据えたきれいな形で考えておく必要があると思います。
(ではまた。)
「企業立上準備室」立ち上げ実況中継(その2〜あの頃の理想は、私が実現する!)
池田信夫Blogの6月10日のブログ記事に激しく同意しましたので、リンクを張って、ご紹介します。
↓
「完全網羅 企業成功マニュアル」
http:…
こうすれば成功する、なんて言うのは眉唾もあるでしょうけれど、それと比べて、こうしたら失敗する、というのは、かなり確度が高いと思いますよ。たとえば、「この会社はもう駄目だ」って社長が深刻な顔で何度も口に出したら、きっと駄目になるでしょうね。
ちょっと黒い白鳥探しっぽい感じですが。
たしか同じ作品のなかに、桜木弁護士の話として、
「成功マニュアル本を読んで、『へぇ、なるほど〜』と感心しているようでは成功は覚束ない」
「『やっぱりこれでよかったんだ』と確認できる人が成功するんだ」
といった主旨の言葉があり、それを思い出しました。
余談ですが、同作品末の「勝間和代の『誰でも出来る』日本支配計画」は蛇足感がありませんか?(モーニング読者的に)
そんなことよりも、『お金は銀行に預けるな』の総括、振り返りをしてほしいものです。