本日、七夕なので、天文っぽいお話。
ご覧の、NASAのホームページにある太陽活動周期の予測(Solar Cycle Prediction)のページによると、現在のような太陽黒点数の底では予測の精度は下がるとしつつも、いろいろ先行指標となるデータを使って、太陽黒点数(≒太陽活動の活発さ)の予測をしています。
図からすると、次のピークはだいたい2013年くらいでしょうか。
それにしても、太陽の活動周期は今まで平均11年周期で来ていたのに、今度の周期は12年から13年程度であると予測されており、山も2000年のに比べると低いのが気になります。
最近の人類は自分たちの力で何でもどうにでもできる気でいて、ついこの間(14世紀半ば以降の中世)には太陽活動が低下して社会に大きな影響を与えたことを忘れてますが、シャープさんのサイトによると、人類が使うエネルギーは太陽から地球に降り注ぐエネルギーの0.01%程度でしかないとのことで、ほんのちょっと(例えば数%)お天道様のご機嫌が悪くなるだけで、(エネルギー価格の高騰、産油国と先進国の経済バランス、中国の成長への影響等)経済や社会に非常に大きな影響があるはずです。
一度冷え出したら、多少、二酸化炭素をばらまくくらいではあったまらないんじゃないかと。
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こちらのNASAのホームページにあった1610年以降の太陽黒点数と、
こちらのオレゴン大学のホームページにあった1750年以降2005年くらいまでのデータ
も、ご参考まで掲げておきます。
次のピークは、ここ200年くらいの中でも最も低調な活動レベルになる可能性がありそうですね。
(ではまた。)
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私も全然違うことから太陽黒点数の上昇を待ってます。
あるところによるとあと数年はこのままだという説もあります(出所は不確かですが)。
早く増えてくれるといいのですが・・・
経済も上昇するといいな
〈一度冷え出したら、多少、二酸化炭素をばらまくくらいではあったまらないんじゃないかと。〉
↓
同感ですねぇ。
なお、そうなると、愈々メタン(CH4)の出番ではないかと。温室効果はCO2の20倍だそうですから。
日本自前のエネルギーという意味では、メタンハイドレートに期待しているのですが、いまのタイミングだと、「漏れ出て温暖化が加速したらどうする気だ!」とかなんとか、他のエネルギー権益国から待ったが掛かりそうですが、冷えだしてしまえば大手を振って採掘できるというものです。