日本振興銀行が先週金曜日2010年9月10日に、金融庁に対し、預金保険法第 74条第5項に基づき、「その財産をもって債務を完済することができない」旨の申出を行い、金融整理管財人による業務及び財産の管理を命ずる処分(「管理を命ずる処分」)を受けました。(つまり平たく言うと破綻しました。)
今週はこの日本振興銀行について取り上げたいと思います。
いろいろ解説記事も出てきていますので、今回は、開示されていることから何が言えるのかということと、そもそもの根源に立ち返って、日本振興銀行のビジネスモデルやモニタリングの構造からして、最初からこうなる運命だったのかどうか、といった点を考えてみたいと思います。
今週の目次とキーワード
- 日本振興銀行の経営状況
- EDINETでの大量保有報告書等の開示
- EDINETでの親会社等状況報告書の開示
- 親子会社関係の解消の経緯
- 株主の状況(垣間見えた株主数と大株主の推移)
- 財務内容
- 日本振興銀行のビジネスモデル
- 「銀行という名の(儲からない)商工ローン業者」
- 「B/S貸方小口モデル」とモニタリング
- 誕生時からそもそもうまく行かない事が運命づけられていた?
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(ではまた。)
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