今週は、幻冬舎が進めているMBOについてのまとめです。
幻冬舎が進めていたMBOに、ケイマン諸島籍のファンドから「横ヤリ」が入っていたわけですが、本日、MBOを進めている見城社長の会社「株式会社TKホールディングス」から訂正公開買付届出書が提出され、TOBの条件が変更されました。
こうした株式の買付け合戦は、(当事者はご心労も多いかと存じますが)、外野にとっては「眼下の敵」「沈黙の艦隊」「潜水艦ゲーム」といった、見えない敵と知恵を絞り合って戦うところが非常にエキサイティングでもありますし、証券の取引規制や「企業は誰のものか」といった本質ことを考えるのに非常に勉強になります。
今回は、この幻冬舎のMBOのケースについて、開示資料等から分析してみます。
今週の目次&キーワード:
- MBOに至る幻冬舎の歴史概要
- 幻冬舎の資本構成の概要
- MBOのスキーム概要
- 幻冬舎の「価値」についての考え方
(追記)
すみません、下記の論点は、今回のボリュームに収まり切りませんでしたので、来週以降に取り上げたいと思います。
- 幻冬舎がMBOする理由
- 「イザベル・リミテッド」の出方
- 幻冬舎の資金
(取り急ぎ)
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