今週は、ツイッター社がどのような優先株での資金調達を行って来たかについて考えます。
株式は「Share」というくらいで、その最も重要な機能は、債権者に負債を返済した後の残余財産をどう株主間で「分配(山分け)」するか、という機能です。この機能を難しく言うと「残余財産分配権」ということになりますが、本日は、この残余財産分配権の機能を中心にツイッター社の上場申請資料を深堀りしてみます。
先週に続き、こうした実例によって、米国でのベンチャー投資(優先株)実務の片鱗をうかがうことができるのではないかと思います。
普通株からSeries G優先株まで、各種類の株式のexit金額ごとの分配シミュレーションのExcelのファイル付き。
目次とキーワード
- ツイッターの本店住所(デラウェア州)は、どんなところ?
- 株式の種類毎の授権株式数の取り決め
- 「Permitted Repurchases」
- 優先株に、どのように残余財産が分配されるか?
- 「何x preferred」?
- 「参加型」なのか?
- 分配シミュレーション
- 「ツイッター型(?)」と「日本型(?)」、どちらが優れた優先株?
ご興味がありましたら、下記のリンクからお申し込みいただければ幸いです。
(ではまた。)
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