修正版「ストロビレーション方式(笑)」

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昨日、
https://www.tez.com/blog/archives/000047.html
の最後のほうに書かせていただいた、SPCを2つ作っておいて、一つは株式をTOBして完全親会社を”製造”するところまでを受け持ち、もう一つのSPCに”新品”の完全親会社を売却して、完全親会社1といっしょに清算する、という方法をもうちょっと詳しく図解しておきますと、以下のような感じです。
まず、投資家等はSPC2(長期保有担当)とSPC1(「製造」担当)を設立し、SPC1でTOBをかけ、完全親会社1を株式移転により設立します。(ここまでは、わりと普通のTOB)
image002.gif
次に、前と同じように、さらに「ストロビレーション」して完全親会社2を設立し、
image004.gif
最後に、完全親会社1はSPC2に完全親会社2株式を売却して、SPC1とともに、その短い生涯を終えます。(SPC1は必ずしも解散しなくてもいいですが・・。)
image006.gif
SPC1は「原料」である被買収法人を仕入れて完全親会社を「製造」しますが、その間わずか数ヶ月間保有するだけですから、期間も短いし「固定資産」的でもなく、どう考えても「営業のために継続して使用するための資産」には該当しないような気がします。
まあ、あと数年で事後設立もなくなると思いますのであまり深く考えてもしょうがないとも言えますが、今回いろいろやってみて、大変勉強になりました。
お付き合いいただいて、ありがとうございました。>krp様 <(_ _)>
(ではまた。)

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1 thoughts on “修正版「ストロビレーション方式(笑)」

  1. blogへのコメントおよびトラックバックありがとうございます。TOB前株式移転もありだとは思いますが、今回の方式で「ストロビレーション方式(笑)」の完成を宣言できそうですね(^^)/。お忙しい時間の中お付き合い頂きましてありがとうございました。
    磯崎さんのblogは大変勉強になります。今後ともよろしくお願い致しますm(__)m