今回から、2017年第2四半期にIPOした会社のうち、種類株式を活用しているケースを見てみたいと思います。
今週は、Fringe81のMBOと優先株式についてです。
ベンチャー(特にネット系)は、その成長の成否の大半が経営者の手腕にかかっていることがほとんどですが、同社の事例は、10%弱しかなかった代表者の持分を50%超に引き上げ、大きな経営の自由度とインセンティブを持ってもらうとともに、ストックオプションプールを確保し、増資の余力も持たせることで、企業価値を急速に成長させることに成功した好例と言えるのではないかと思います。
目次とキーワード
- 旧Fringe81の登記簿
- MBOの概要
- 新Fringe81の設立
- VCからの増資(A種優先株式)
- ユナイテッドのIRリリース
- 新旧Fringe81の「1:1」合併
- 資本金と資本準備金の増加ゼロの理由
- 増資直前の株式分割の理由
- A種・B種優先株式の内容
- C種優先株式の発行
- まとめ
ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。
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