週刊isologue(第532号)ベンチャーキャピタルGPの新ストラクチャー(その1)

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ここのところ、スタートアップやVCの従業員向けインセンティブで検討していた「組合と自益信託のパススルー2階建」というアイデアですが、そもそも、ベンチャーファンドのGP(無限責任組合員)のストラクチャーにそれを使ったら、「日本のVCストラクチャーの最終進化形」になりうるんじゃないか?ということに思い至りました。

本日は、そのへんについて検討してみたいと思います。

本稿は、法的・税務的助言を行うことを目的とするものではなく、財務(ファイナンス)的な観点などから、取り上げたテーマの性質を考えるためのものです。文書を実際に解釈したり運用するにあたっては、弁護士・税理士等の専門家の意見を参考にしてください。

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目次とキーワード

  • LLPをGPにするスキームと「登記」
  • スキームの「外観」
  • なぜ「パススルー」が必要なのか?(単なる「節税」なのか?)
  • スキームの分配・インセンティブ構造 
  • 設立の手順イメージ
  • 労務のみの出資
  • 「集団投資スキーム」となるか?
  • 信託する財産は何にするか?
  • 会計処理イメージ
  • 自益信託もパススルー
  • 信託業に当たるか?
  • 税務上は逆に無償ではまずくないか?

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

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