ウェスティンは一泊だけで、次のホテルニューオータニに移動。
長期間同じホテルで過ごすてのは「欧米か!」ってな感じですが、わたしゃビンボーな日本人なので、同じ金を払うなら、いろんなところを楽しませていただきたいわけでして。
ニューオータニ(オフィス棟の「ガーデンコート」)は、以前、勤めていたことがある懐かしの場所なんですが、宿泊したことはなかったので この機会に。(泊まったのは「メイン館」で、もちろんガーデンコートに泊まったわけじゃないです。)
当時はバブルの絶頂期直後で、銀行系、生保系等、日本の金融機関系のテナントが占めてましたが、今や、オラクルさん、ボスコンさん等、テナントもほとんど入れ替わって時代の移り変わりを感じます。
私、入居時のパソコン&LANまわりの工事担当責任者だったんですが、それまで使っていた太さ1cmもある10base5のケーブルをやめて、パッチパネルで10base-TのLANを引いてみたりしました。
200人ほどの研究所員のパソコンを結んだだけだったんですが、アンガバンバスさん(だったかネットワンさんだったか)によると、民間では当時「日本最大のLAN」だとのこと。今では信じられないかも知れませんが、LANボードが1枚10万円もしたんじゃなかったっけな。
もちろん、”ラップトップ”パソコンにLANボードが入るわけもないので、トースターほどもある巨大外付けボックスを付けたりとか。NECのPC9801系では○に1、2・・・といった数字がちゃんとプリンタに出るのに、東芝だと外字のコードが違ってうまくプリントアウトできなくて怒られたりとか・・・。
(・・・じじいの昔話でした。)
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さて、行ってから気づいたのですが、ニューオータニのメイン館では現在、100億円かけて「ハイブリッドホテルプロジェクト」というプロジェクトが進行中。
目的に、「新空調システムの導入、高度IT社会への対応」等とありますが、確かに、空調は部屋ごとの微妙な調節ができずに、温度をいくら低く設定しても、室温が27度以下に下がらない。客室係の人が来てくれて、「今、ちょうど移り変わりの時期でして、送風が暖房になっているので・・・」と恐縮してましたが、解決策は、「特殊な工具で窓を開ける」でした。
あと、インターネット接続(有料:2100円なり)はあるんですが、今どきのホテルでは必ずあるVOD(ビデオ・オン・デマンド)がないとか、確かに「高度IT社会への対応」が必要かも・・・知れません。
ただし、ホテルマンの練度は さすが。石ノ森章太郎の「ホテル」を見てるかのようであります。
料金も(上記のような事情のせいか)連休中にもかかわらずリーズナブル(ウェスティンの約半分)だったし、ステイを堪能させていただきました。
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で、そのニューオータニで自転車を借りて、家族で早朝東宮御所一周の後、皇居を一周。(→紀尾井町ビル→FM東京から、皇居北回りで。)
今まで、皇居の周りを走ってるおっさんを見て、「何が楽しいのかねえ」と冷ややかな目で見てましたが、自転車で新緑の中を走るというのは、大変気持ちよござんすね。未だマラソンをする気にはなりませんが(というか、肉体の鍛え方的にちょっとムリ。)、チャリなら小学生でも楽勝で1周出来ます。
途中、大手門から城内に入って三の丸尚蔵館でやってる「花鳥−愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>」を鑑賞。
奥さんと長男は第1期を見てますが、私は見逃して、現在、第2期。会場が狭いせいか、9月まで5回に分けて展示される予定。
その後、奥さんと子供達はパレスホテル対面の噴水の公園で遊んで、私だけオフィスによって、ちょっくら仕事。
(面倒くさがらずに、9月までオフィスから三の丸尚蔵館まで歩いて見に行けばいいわけですな。)
その後再び合流して、桜田門→最高裁→赤坂見附交差点ときて、じゃんがらでラーメンを食って、ニューオータニに帰還。
(続く)
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