アルファブロガー2006投票中間報告にちょっとビックリ

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以前もご紹介した、「アルファブロガーを探せ2006」の投票の中間報告が出ました。

アルファブロガー2006投票 中間報告
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1962

その上位10人というのが、
ネタフル
極東ブログ(+finalventの日記)
My Life Between Silicon Valley and Japan
404 Blog Not Found
isologue-by磯崎哲也事務所
On Off and Beyond
切込隊長BLOG(ブログ)
百式(+idea*idea)
メディアパブ
大西 宏のマーケティング・エッセンス
という方々で、なんと私も(第1回で選んでいただいたのにもかかわらず、また)この10人に入れていただいております。
(第2回で選ばれた方々が第1回と重複していなかったので、てっきり、一回選ばれた人はもう投票できない、というルールかと思ってました・・・。)
7人は第1回目の受賞者で、2人は第2回目の受賞者ですね。
(追記1/12:第2回も、投票ベースでは入れていただいていたようです。)
このブログでも、この投票についてご紹介したので、わざわざ投票していただいた方もいらっしゃったかと思います。ありがたや、ありがたや<(_ _)>・・・と思う一方で、「なぜ、もっと新しいブロガーが次々出てこないのか」・・・と、常々、大変不思議にも思っております。
マスコミの方にも質問されたりして、いくつか仮説を考えてみているのですが、
ブログじゃ食えない?
米国に比べて、日本のブログに張られる広告の単価はアメリカの数分の1・・・てな話を聞きます。
月額3万円のバナー広告×3つ・・・では、少なくとも経済的インセンティブとしては、非常に乏しいわけです。(つまり、経済的メリットもないのにブログにそれなりの時間をかけようなどという物好きなヤカラは すでに出尽くした (笑)、という仮説。)
が、月額30万円のバナー広告×3つ取れれば、ブログだけで生活することも夢じゃない・・・ので、そこそこの企業を辞めて(または、「多少、組織との軋轢が生じてもいいや。いざとなったら、会社、辞めてやらあ」、という気持ちになって)、ブログの書き手の供給も増える可能性があるのかなあと。
以前仮説を立てたように、
→「日本は、”フリーエージェント”的な人よりも、大組織に勤務している人が多い」
→「大組織で働いていると、さまざまなコンフリクトがあるので、ネタはあっても実名では書けない」
→「書き手のプロフィールがわからないと内容も今ひとつ信用されない」
というような悪循環が働いたりしてるのかも知れません。
こうした経済的インセンティブの環境改善については、(今、このブログの右側にも「Agile Media Network」の欄を掲示してありますが)、ブログネットワークといった新しいしくみができることで、改善される可能性もあるのかなあ、と考えております。
先行者メリットが働く世界?
私のブログのつたない内容よりもちゃんとしたことを書かれているブログはいくらでもあると思うのですが、実際、そうしたブログのカウンターとか記事とかから推測すると、私のブログは、いただいてるトラフィックが分不相応にでかいなあ、と。
もしかすると、
→「特定のニッチな領域について物を先に書き始めたほうが、コンテンツが増える」
→「コンテンツが多いと、検索エンジンでキーワードが引っかかる可能性が高くなる」
→「来訪者が増えて、それに言及したり、リンクを張ってくれたりすることが増える」
→「Google的にはますますPageRankが上がり、検索結果が上位に掲載される」
といった好循環(ポジティブ・フィードバック)が働いて、いったん、特定のニッチな領域で一定のトラフィックを得ると、後発で参入したブログがそれを覆すのは(内容が多少よくても)難しい・・・というようなことが・・・あるんでしょうか。(ないんでしょうか。)
(では、また。)

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1 thoughts on “アルファブロガー2006投票中間報告にちょっとビックリ

  1. いつも尊敬の念を抱きながら拝見しています。
    おっしゃる通り新しいアルファブロガーが登場しないのは、新鮮味がないですね。また、「明らかに」に先行者メリットがある世界だとも思います。
    貴殿のブログの様に専門性が高く、なかなか他の人が真似ができないブログがある一方で、内容的には「しょぼい」のにトラフィックが多いブログがあるのが実情ですね(トラフィック・アップのため、エントリー内容に関係ないどんなTBでも受け付けるブログ等)