本日、知り合いから、
「グリーンシートは単にベンチャー育成というような話ではなくて、証券仲介業制度との合わせ技で(銀行にフィーを落としつつ)銀行から未公開企業のアセットを吐き出させて、アセットの市場化(つまり銀行から民間企業・個人へのリスクの転化)をはかり、新BIS規制に向けて日本の最大の問題点である銀行のバランスシートを健全化するという、非常に大きな政策の流れの一環と考えたほうがいいよ。」
という示唆をいただきました。
なるほど!ベンチャー市場の一部(数十億円程度)という規模で考えると、どうひねっても、なぜ今年が「グリーンシート元年」と騒がれているのかの経済合理的な理解ができなかったのですが、そういう十兆円百兆円単位の政策的意図が背後にあると考えると、今まで述べてきたようなキーワードのつながりが、すんなりと理解できますね。
どうもありがとうございます。>知り合い
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用語解説: グリーンシート
もともと証券取引市場にもジャスダック(店頭)市場にも上場していない未上場・・・