金商法と「ツッパリ学園の校則」

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先日ふと、「金商法をはじめとするややこしい法令と『ツッパリ学園の校則』って似てるなー」と思いました。


「出来のいい学校」であれば、校則に「学生服の裏地等に刺繍を入れないこと」「スカートの丈は、膝下○cm以上あること」なんて規定があるわけがない。
みんな「プリンシプル」を理解してそれに応えようとしていれば、細かいことなんか言わなくても自由に振る舞うし、先生もちょっとのことでは文句言わないんですよね。
ところが、相対的に生徒の力と先生の力が接近してくると、先生の思い通りに事が運ばないことが多くなってくる。結果として、先生は「ルール」を制定して「ルールで決まってるからダメだ。」という説明の方が楽になってくる。
楽=合理的。
・・・ということでこれも、自然な社会の摂理かと思います。
(ではまた。)

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5 thoughts on “金商法と「ツッパリ学園の校則」

  1. ついでで恐縮ですが「金商法」より「道路交通法の改正」の方がムカつきます。

  2. 今回の証券取引法の改正(金商法)は、エリート校と落ちこぼれ校の校則を、全国一律にしようと考えたところに無理がありますよね。

  3. 一連のエントリーに同感です。
    学校の例えでは、PTA(煽るマスコミ、そして政治家?)が外野でガタガタ騒ぎ、先生も生徒も「じゃあルールで」とひたすら超精密規則に流れ、全員が不幸になる構図でしょうか。
     そうした中で、日銀はちょこっと生徒の悩み相談に応じる、でもあんまし力がない、というボランティアな人の役回りですかね。

  4. 同感です。ただ、ルールとして明確なぶん、ツッパリ学園の校則のほうがまだましですね。たとえばもし、スカートの丈の校則を金商法の実施基準風に書いてみますと..
    「スカートの丈をどう考えるかについては、生徒により身長又は体重の特性等が異なることから、一律に示すことは困難であると考えられるが、日常の生活態度の評価が良好であれば、例えば、スカートの丈の股下に占める一定割合を概ね2/3程度とすることが考えられる。なお、股下に対する一定割合ではなく、膝下等に対する一定割合とする方法も考えられる。」
    みたいにわけのわからない、どないせえっちゅうねん!というシロモノになってしまうかと..

  5. ツッパリ学園の校則の理由は実際のところ運用者自身が分かってなかったりするわけで。
    ジャポンのルールはそんなんばっか。
    運用者も羊さん達も。