最近、うちのテレビが地デジ対応になった最大の利点が「放送大学」。
画質がクリアになっただけでなく、最大3チャンネルに分割されて(つまり同時間帯に3つの授業を平行して流せるようになり)、しかも(やっと)EPG対応しました。
以前は、新聞の番組欄で「ちょっとおもしろそうだなー」と思った番組があっても、さすがに時間や分をビデオに入力して録画するのはしんどかったわけですが、今はリモコンのボタンを押すだけで録画してくれて、次回からの分は機械が気を利かせて録画してくれるのであります。
これが見出したら止まらない。
日本のテレビ番組(特にバラエティ)は世界的に見ても非常に面白いと思って拝見してるのですが、放送大学の番組の中身の濃さの前には、1回1千万円単位のお金をかけたテレビ番組も比較的中身の濃いブログも、申し訳ないですが、ちょっと霞んじゃいます。(講師の方が今までの人生でそのテーマについて学んで来た膨大な時間まで含めれば、コンテンツ制作にかけられている時間が桁違いなので、比べる方がかわいそうではありますが。)
こないえーもんがタダで見られる日本に住んでいるというのは、大変ありがたいことであります。
同時に、大学の授業というのも「情報サービス」である以上、一つのことに関しては「最高の先生による最高の授業」が一つ(とまでは言わなくてもいくつか)ありさえすれば、全国で何十、何百も同じような中途半端な内容の授業を中途半端な先生が教える必要はまったくない、と言えるかと思います。
つまり、インターネットの発達で構造が大きく変わりつつある他の情報サービス産業(テレビ、新聞、雑誌、音楽等)と同様、大学というサービスも今後数十年で大きく(つまり例えば、地域等による「fragmented」な市場構造から、特定のセグメント毎の「一人勝ち」的な市場構造の方向に)変わっていくことは間違いないでしょう。
(大学のような制度上の制約が少ない学習塾では、すでにかなり系列化が進んで来ているかと思います。)
さて。で、本日見てたのは7/31日放送の「脳科学の進歩」第15回。
神経細胞が分化していくときに働くタンパク質の名前が「ソニック・ヘッジホグ」という名前だそうで。(下図参照。)
(出所:Wikipedia)
Wikipediaで見たら、
The first two discovered, desert hedgehog and Indian hedgehog, were named for species of hedgehogs, while sonic hedgehog was named after Sega’s video game character Sonic the Hedgehog.
・・・だそうです。(下線部筆者。)
もともと、先に2つのhedgehogという物質が見つかっていたので、シャレで3番目はセガのゲームの名前から付けた、ということですね。
(追記:cf. 他に、以下のようなのもあるようです。
ピカチュリン
ポケモン遺伝子)
日本のコンテンツって、やっぱり世界的に影響与えてますね。:-)
(ではまた。)
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磯崎さんが放送大学が(・∀・)イイ!と書かれています、大前さんが月々1万7千円で