昨日のエントリにも、
「ネットだけで店舗網をもたないとすると、貸金業者に本人確認義務があるため、免許証のコピーや申込書を郵送してもらわないといけない。」(はず)
と書いたんですが、電車内の広告を見て前から不思議に思っているのが、「DCキャッシュワン」の「ネットデ完結くん」というサービス。
「ネットで、お申し込みがすべて完了。面倒な書類手続きが、一切必要ありません。」
ということで、免許証のコピー等送らなくていいようなんですが、大丈夫なんでしょうか?
カードを自宅宛に送付すると思うので、居住の確認はできると思うのですが、本人であることの確認を免許証等で行うというのは、法令等で定められているものではなく、別の方法も可能ということなんでしたっけ?
どうやってるんだろ?
銀行や証券会社なども、こんな感じの本人確認で許されるということでしょうか??
(これが簡単にできるのであれば、本人確認義務が課せられているいろんな業種の新規顧客獲得のハードルが、ガクンと下がるかと思います。)
(本日のちょっとした疑問でした。)
(追記)
コメント欄で教えていただきましたが、「申し込み」がネットだけで完結するだけで、最終的にはやはり免許証(のコピー)等を用意しないといけないようです。
(♪ちゃんちゃん)
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「note」でのお申し込みはこちらから。
ネットデ完結くんは「申し込み」のみネットみたいです。
結局は店舗or郵送で本人確認書類を提出して、
金を引き出すためのカードを受け取るんでしょう。
ちなみに、イーバンク銀行の場合、携帯カメラ(専用アプリ)で確認書類を撮影して口座開設まで可能なので、こちらの方がよりネットで完結してると思います。
はじめまして。
内容の難しさに四苦八苦しながらも、いつも楽しみにブログ拝見させて頂いております。
私の業種も、研修などで本人確認の徹底を厳しく言われるのですが、私が利用しているブログにも(無料なので、スポンサーがついてくる)、とても安く登記を引き受けているところがあって、どうしてこんなにお安くできるんだろうと思ってHP等を拝見するのですが、「来所不要」とか「郵送だけでOK」というところがいらっしゃいますので、「本人確認してないの?」ととても疑問に思います。
本人確認の負担は、結構我々には重いものがありますので、磯崎先生に取り上げて頂いて、大変感謝しております。
コメントどうもありがとうございます。
>ネットデ完結くんは「申し込み」のみネットみたいです。
ほんまでっか!?それじゃ、(中略)じゃないですか。
堅いので有名なその金融グループさんが、そんなキワドいことするかなあ?
>とても安く登記を引き受けているところがあって、どうしてこんなにお安くできるんだろうと思ってHP等を拝見するのですが、「来所不要」とか「郵送だけでOK」というところがいらっしゃいますので、「本人確認してないの?」ととても疑問に思います。
司法書士さんの本人確認というのも、温度差あるなあ、と思ってました。
地方から、わざわざ上京されて顔を見て生年月日等を口頭で確認される「真面目」な方もいらっしゃれば、免許証のコピーをFAXで送って電話でインタビューということもあるし、免許証のコピーの画像をメールで送るだけでOKという方も。
(ではまた。)
>ネットデ完結くんは「申し込み」のみネットみたいです。
やっぱり、(ネット申し込みのページでは見つけづらいんですが)、電話申し込みのページをよく見ると、最終的には免許証等が必要、ということが書いてありますね。
車内広告だと、「キャッシングが」ネットだけで完結するようにしか読めないんですが、「申し込みが」が主語だったんですね。
どうもお騒がせいたしました。
本人限定受取郵便によって対応可能と思います。本人確認法の改正で要件を満たさなくなっていたようですが、9月からこれに対応したサービスが始まるようです。
http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2008/0807_02.html
磯崎先生にレスを頂けるとは思っていなかったので、ちょっと感激しております。
実は、同業者の間でも、「おたくの事務所はどうしてる?」みたいな手探り的なところもあるのです。
弊所は、商業登記の場合、依頼書を作成して、クライアントさんの実印を押印してもらっています。
実印の持ち出しが厳格な会社には、法務部の担当の方とかの確認を(通達でそれでもよい、となりましたので)。何度もお会いしていたのに、今更ながら免許証を見せて頂いたりしております。
お客様に負担になっていなければ良いのですが。
ところで、ソーシャルネットワークのお話、とても面白かったです。良い夢を見せていただいたような気持ちが致しました。