振り込め詐欺「氾濫」のニュースを見ていると、他人をだます犯罪者が増えて世の中 凶悪化してるように思えますが、よくよく考えてみると、テレビ東京系列で放送している「開運!なんでも鑑定団」は、昔から毎回毎回、詐欺の事例のオンパレードですよね。(何千万円出して買ったツボが、5万円しかしない真っ赤なニセモノだった、等。)
善良なお年寄りを騙して金を巻き上げるという行為は、別に、今に始まったことではない、ということでしょう。
そして、詐欺の法的な要件は満たしているので告訴すれば犯罪になるのに、そもそも騙された本人自身が詐欺だと気づいていないケースも多いんでしょうね。
(犯罪件数というのは、犯罪の要件に該当するものが絶対的にどのくらいあるかではなく、「捜査機関が犯罪だと思うかどうか」というバイアスに影響されるので、注意は必要ですが)、下記の犯罪白書(平成20年版)のグラフ
でも、詐欺犯の件数は、ここ数年はやや減少傾向にあるようで、ニュースで見ている印象とは異なります。
今年は、銀行のATMに警官を立たせるなど、警察も気合いが入ってらっしゃるようなので、告訴すれば受理してもらえる可能性も高くなってるかも知れませんね。
(ではまた。)
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