今後100年間くらいの世界の流れを考える場合に、放送大学のEU論(’06)は、「EU」がどのようにもがきながら、機構、法制度、通貨、財政政策、移民や労働者の移動、言語、安全保障等を考えてきたかということを統合的に知ることができて非常に参考になるんじゃないかと思います。
今から100年経っても人類が国境に縛られてイガミ合いながら暮らしているという未来はあまり想像したくないですが、では、アジアで日本や中国や朝鮮半島、マレーシア、シンガポールといった国々が連合を形成し、同じ通貨を使い、シェンゲン空間の中をパスポート無しで自由に行き来している姿を達成するというのは・・・・これまた現状では、どういった道筋をたどればそうなるのか、皆目見当がつかないものではありますが。
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さて、そのEU論の第8回「EUの国境管理〜移民とイスラーム」の中で、スペインとアフリカ大陸の間のジブラルタル海峡の幅は14km程度だ、という話が出てきまして。
行った事も無いし存じませんでしたが、狭いんですね!
Googleマップで見た、ジブラルタル海峡
と、同縮尺で見た東京湾の入り口。
「レコンキスタ」で、スペインからイスラムを追い出したというのは、「もう戻って来れないようなはるかかなたまでウッチャった」といった感じがしてましたが、「三浦半島から千葉県民を追い出した」くらいの感じと考えると、追い出した後も、引き続き緊張感が続いていただろうことが想像できますね。
(ではまた。)
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そうなんですよ。ヨーロッパに住んでるとほんとに「国境と県境は実はどう違うんだろう」という気に、ならざるを得ないんですよ。シェンゲン国間の移動って、もはや「国外旅行」ですらないぐらいの感覚になってきてるし。
福岡〜東京間はロンドン〜イスタンブールに匹敵、とか聞いちゃったりするとね。
日本人とかアメリカ人とかは、実はスケールを大きくとり過ぎてるだけ、と思ったりもします。
「外交」って、実はちまちましたもんなんだよなあ、とか。
与太コメントですみませんです。
>与太コメントですみませんです。
いえいえ。さすがはシェンゲンの「近く」にお住まいで。
まったく関係ない話のようですが、日本の某SNSも、世界的に見れば小さいコミュニティだと思っていたんですが、よく考えたらベルギーより「人口」が上、オランダと同じくらいで、「ちょっとした『国』だなあ」と思いました。先日。
(ではまたー)
そうかー、某SNSはそういうスケールになるんですねー。
だからかなあ。FaceBookに較べて、画像のアップとか共有が恐ろしくしにくいままに放置(?)されてるのは。
ブログもそうですけど、日本のこういうサービスは基本「文字ベース」ですよね。絵文字も文字のバリエーションですし。
FaceBookの写真のタグ付け共有とか、iPhoto09っぽく面白くて、日本の技術力をしてどうしてこの面白いサービスが実装されてないのだろう、と思います。
これ書いたらお喚びしますね。確かまだでしたよね?
はい。遅ればせながら今確認させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
(ではまた。)
ロンドンーイスタンブールは2千�、
東京ー福岡は1千�
の間違いではありませんか。
048-648-7612 (岡村)
KISSメークの淵源(か?)
事業税とか確定申告とか、世知辛さを痛感するものに追われているこの数日でありまして、カリヨンに割ける時間が激減中であります(泣
忘れる前に貼ろうと思っ…