「女たちよ、女性専用車両に乗れ! 」

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今週、電車内の痴漢事件で最高裁が逆転無罪判決を出して非常にタイムリーですが、4月15日に発行された痴漢冤罪などに関する本「女たちよ、女性専用車両に乗れ! 」を小学館さんから送っていただきました。

 

女たちよ、女性専用車両に乗れ!
通勤電車環境向上委員会
小学館
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私も、第三章でコメントをさせていただいております。
ちなみに私は、「女たちよ、女性専用車両に乗れ! 」と思っているわけではないですので、念のため。

(というか、3ヶ月前に取材の依頼をいただいたときには、「異論あり!女性専用車両」という仮題だということなので取材をお受けしたのですが・・・まったく逆のタイトルになっちゃいましたね・・・。)

 

痴漢冤罪事件がいかに不条理なものかというのは、複数の弁護士さんからご苦労話を伺ってますが、私の主張は、男女の専用車両を作ればそれでいいというもんではなくて、2年前に、「犯罪・冤罪を発生させないための鉄道会社の人道的責任(なぜカメラに投資しないのか?)」に書かせていただいたとおり、

「そもそも犯罪を発生させないための抑止効果と、犯罪が発生したときの証拠が取れる体制作りのために、電車内にカメラを設置する人道的責任が鉄道会社にはあるし、そのためのコストは年々下がっているはずだ。」

ということであります。

加えて、電車内の犯罪は痴漢だけでなく暴力も窃盗もあり、カメラの設置はそうした犯罪の抑止や証拠の記録にもなります。

 

マスコミのみなさんも、電車へのカメラの設置を応援するキャンペーンを張った方が得になると思いますよ。

鉄道会社がカメラを設置しないのは、顧客の嫌悪感を心配して、ということもあるかも知れませんが、それよりももしかすると、現在は網棚の上にのっている雑誌をホームレス風のおじさんが集めて駅前で100円で売っているのが、カメラが付くことで、おじさん達が占有離脱物横領罪とか窃盗罪で捕まることを心配して雑誌を回収しなくなったら、清掃コストが大幅にアップしてしまう、ということを心配しているからじゃないかと思います。

犯罪・冤罪を発生させないための鉄道会社の人道的責任(なぜカメラに投資しないのか?)」に書かせていただいたようなカメラの設置方法であれば、悪いことを考えていない大多数の顧客には心理的圧迫感もないでしょうし、電車にカメラが付いて、ホームレス風のおじさんが電車内に捨ててある雑誌を回収しなくなれば、雑誌の売上増にも貢献するんじゃないかと思いますので。

 

(ではまた。)

【追記】

Amazonの当該書籍のページの「関連商品を買った人はこんな商品も買っています」の欄がすごいことになってますね。(苦笑)

これ、実際の購買履歴に基づく実績なのかしらん?
発行されたばっかりだから、「内容紹介」のキーワード等に基づく(間違った)クロスセルなんでしょうか?

小学館さん、Amazonに文句付けた方がいいんじゃないかと思います。

(ではまた。)

 

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4 thoughts on “「女たちよ、女性専用車両に乗れ! 」

  1. 刑事の大原則は「疑わしきは罰せず」のはずですが、十分な証拠のないままに下級審で有罪判決が出ていることには驚きを感じます。
    今回の最高裁の判断は当然のことだと思います。

  2. アマゾンいいかげんですね(笑)びっくりしました。
    検索したらメルマガのURLわかりましたが誰にも言いません。

  3. メルマガのWeb版ページですが、今はちょっとあえてガードを甘くしてあります。
    (まだ、みなさんに知っていただいてもいないのに、ガチガチにするのもナンですので・・・。)
    ということで、「誰にも言わない」というより、興味がありそうな方にこっそりお見せいただく分にはありがたいです。:-)
    よろしくお願いいたします。
    (ではまた。)