OracleによるSun Microsystems買収が決まったので、サンの10-K
http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/709519/000119312508187118/d10k.htm
を読み始たんですが、MySQLって、今、サンが権利を持っていたんですね・・・。(不勉強ですみません。)
MySQLが「タダ」でなくなるということは、オラクルにとってすごいメリットなんじゃないでしょうか。
(そうでもないのかな?)
オラクルとMySQLを足したシェアって何%くらいなのか知りませんが(ほとんどの領域で100%近い?)、アメリカの競争法上、それってアリなんでしょうか?
(取り急ぎ。)
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はじめまして。
MySQLが、タダって表現はちょっと。…
磯崎先生が関係されておられるMIXIさんは結構MySQLを使用されていますし、お近くに詳しい方がおられると思いますが。
MySQLはDual Lisenceです。GPLをはじめオープンソースソフトウェア(OSS)について、興味をもっていただければ。まだ、放送大学などでは、これをきちんと取り上げた講座はありませんが、数年前からの数学における線形代数の講座では、GNU Plot など、OSSを講座でかなり取り上げておられますよ。
MySQL は GPL だからどうやっても有料にはできませんし、万が一できたとしても PostgreSQL が伸張するだけだと.
せいぜいできて波風立てない程度に塩漬けにするくらいですかね.
正確に言うとGPLでも有料にはできるんですけどね。
それを受け取った人が、ソース込みで他の人にただで配るのを止められないってだけで。
SunはMySQLのソースコードの著作権をすべて持っているので、これからMySQLをプロプライエタリにすることもできます。ただし、今すでに流通しているGPLのMySQLが流通することは止められないので、実際にそんなことしてもオープンソース版のMySQLができるだけでしょうが。
そこまで露骨にしなくても、Oracleとぶつかりそうな機能を取り込まないとかしていると分裂してしまうでしょう。
MySQLが今後Oracle版とオープンソース版に分裂するかどうか要注目ですね。
一応データベースとしてはIBMのDB2とか、PostgreSQLとかあるはず。