今週の週刊ビッグコミックスピリッツの「気まぐれコンセプト 」(ホイチョイ・プロダクションズ作)に、以下のようなコマが。
「株式会社」も、会社法施行後は、(株主はもちろん)取締役が1名でOKだし、資本金の下限もなくなりましたよ。
定款認証がいらなくて設立コストも安いから、セコいと言われれば、確かにそうかも知れませんが・・・。
私は、合同会社って、非公開の投資用vehicle(総資産何百億円とか)等で使ってるのしか見たことないですが、一般事業用に「セコい」目的で設立されるケースも結構あるんでしょうか?
(「デファクトスタンダード」である株式会社のいろんなひな形が使えないから、運用コスト(又は勉強の必要性)は株式会社より大きくなっちゃう気もします。)
(ではまた。)
———————-
[PR]
有料メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月 申込月無料)。
購読お申し込みはこちらから。
(先月以前のバックナンバーもこちらから購入していただけます。)
[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。
シスコの日本法人が合同会社に移行していますね。
「セコい」理由ではなく機動力向上のためだそうですが。
行政書士をしておりますが、「セコい」目的で設立されるケースはとても多いです(依頼が多いです)。
感覚的にですが、これから独立起業しようという方ではなく、すでに個人で商売をされている方が取引先の要請で法人成りする必要があるケースが多いように感じます。
設立費用が安いことをご自身で調べ、「合同会社を作りたい」と明確に言ってくる方が多いですね。
街の税理士事務所の現場では、設立コストで合同会社を選ばれる方も実際にいらっしゃるように思います。最後の括弧書きに同感ですが、(資本金の額によっては)直後に株式会社に組織変更すると、登録免許税ベースで直接株式会社を設立するより安かった事例があって驚いた記憶があります。
みなさん、コメントありがとうございます。
株式会社=Windows、合同会社=linux、というのがうまい例えなんじゃないかと思いますが、
「linuxってタダらしいよ」「Windowsよりカスタマイズが自由らしいよ」というのは、確かにそうなんですが、OSの値段というのは、パソコンの運用コストとか業務コストの一部にしか過ぎないわけで、よく理解してないのにlinuxを導入しても、かえってコストが上がっちゃうと思うんですね。
(アメリカのLLCと違って、パススルーといったメリットもないし。)
「直後に株式会社に組織変更」でメリットが出るんだったら、それは手かも知れませんね。
というか、そもそも、定款認証という意味の無い制度を会社法の段階で廃止してほしかったです。
(ではまた。)
合同会社の唯一の有用性はcheck-the-boxだと思っていましたので(シニカルに言っているというのではなく、仕事をしているとそのニーズにしか出会わないものですから)、「セコい」とはいえ、他の目的で設立されるというお話しは勉強になりました。
事業会社で、オペレーション上の目的で合同会社を選択されたりすることはあるんでしょうか。。
たまに聞かれるのですが、いつも歯切れ悪く答えてしまっています。。
なるほどー。
一般的には、「せこい」という印象があるということが分かりました。
そうかとおもっていましたが、ちょっとさびしいです・・・