週刊モーニングで、「エンゼルバンク」
の直後に「『誰でも出来る』日本支配計画」を連載中の勝間和代さんが、第18回の最後の方で曰く;
mixiとモバゲータウンなどを運営するDeNAは、ともにSNSの会社です。けれども、両社には大きな違いがあります。mixiはSNSのビジネスモデルを大きくし、改善を続けていますが、一度も大きな自己否定をしていません。
一方、DeNAはパソコンのインターネットオークションから始まりましたが、自己否定をし、パソコンから携帯に、オークションからゲームへとビジネスを変化していきました。その結果として、今はSNSへと進化を遂げています。DeNAは自己否定を何度もする仕組みが社内に備わっているため、mixiよりも変化に強いのではないかと私は考えています。
(DeNAさんとmixiと、どっちが変化に強いかはさておき・・・)
ミクシィ(旧社名イー・マーキュリー。沿革はこちら[Wikipedia]ご参照。)も、元は「IT系求人情報サイト」中心の会社だったのに、全く関係ない「SNS事業」を立ち上げたんですが、そこは評価していただけないんですね。
(ではまた。)
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はじめてコメントさせて頂きます。
私も同じものを読みました。
ベンチャーマニアとしてはイーマーキュリーが
イーハンマーや@プレスなどを生み出している事実も
忘れて欲しくないですねぇ。
十分ビジネスは変化してると思いますが。
仰るとおり、設立から長い間イー・マーキュリーは”Find Job”がメインのビジネスでした(かなりの収益源でした)。通りすがりさんの仰るとおり、@pressも事業譲渡していますよね。
http://www.find-job.net/
そういう意味では、社名変更も含めてmixiのほうがダイナミックにビジネスを変化させている企業だと思います。
勝間和代先生はかなり綿密な事前リサーチをされている印象がありましたが、最近は忙しすぎて手が回らなくなっているのかもしれませんねぇ……
勝間さんはmixi公開時にアナリストで、ロードショーにも来ていると思うので、求人事業からスタートしているのは知っているのではないかと思います。
ただ、規模成長率とも公開になじむものではないし、その他は5千万もない事業だし。
何でこんなことを言われてしまうかというと、「高株価であれだけファイナンスしたんだから、他の事業を作ってでも成長して下さいよ」というのが、投資家の総意だからでしょう。執行責任のない、監査役には望んでもしかたがないかも知れませんが。。。