エヴァとコーポレートガバナンス

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Twitterで@mikeexpoさんから(一見あほですが重要な)ご質問をいただきましたので、回答させていただきます。

mikeexpo :先生、エヴァと監査の関係はいかが考えればよろしいですか?

 

統治を行う機関(株主総会、取締役会等)は「ゼーレ(=[独] Seele、魂)」という言葉に端的に表されるように、それ自体は現実世界に直接働きかける手段を持っていません。

このため、統治機関は、代表取締役・代表執行役などの代表機関(碇ゲンドウ)に対して委任を行い、委任された代表機関が組織を代表して実際の業務を行うわけです。

しかし、このとき、委任者と受任者の利益は、必ずしも一致するとは限りません。(エージェンシー問題。)

このため、受任者の行動が委任者の意図するところと一致しているかどうかを監査する第三者(加持リョウジ)の存在が必要になってきます。

以上が、監査が必要な理由です。

このため、監査において最も重要な点の一つは、監査を行う者が、監査対象である受任者から精神的(及び外観的)に独立しているかどうかであり(「独立性」)、監査を行う者を選定する場合には、その点に十分、注意する必要があります。(「冬月」事件、等。)

以上のように、エヴァをきちんと学べば、コーポレートガバナンスや監査について正しく理解することができます。:-)

 

(ではまた。)

 

 


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