絶妙のタイミングというか、最新号の日経ビジネス(2004.7.19号)88ページから住友信託銀行の高橋 温(あつし)社長の(UFJと破談になる直前の)インタビュー記事が載っています。
「強運の経営者」というコメントがちょっぴり切ない。
記事中で、高橋社長は旧長銀を「首相官邸で”説得”されても」フッたという話をしていますが、今度は「自分がフラれちゃった」わけです。旧長銀の怨念かも知れませんね。
大手町観光案内
怨念と言えば。UFJ銀行の北側には、東京で最も霊力の強い場所と言われる「将門の首塚」があります。(下図、+印のところ。)
(出所:Yahoo! Japan Maps )
もともと江戸幕府が、朝廷に謀反を起こした平将門の霊力を使って朝廷を霊的に封じ込めるために首塚を利用し、実際に江戸幕府は日本の歴史上類を見ないほど長期間安定するわけですが、それゆえこれは、明治になったら真っ先にとっぱらわれてしかるべきものなわけです。にもかかわらず、このような最も反皇室的なものが皇居のこんな近くにあると言うことが、まず不思議。
「平将門」「首塚」といったキーワードでググっていただきますと、
・ 関東大震災で崩れた旧大蔵省の仮庁舎をここに立てようとしたら、時の大蔵大臣をはじめ官僚たち十数人が怪死したとか
・ GHQが工事で首塚をどかそうとしたら死者が出たとか
・ 首塚にお尻を向けて座っていた銀行員が怪死したとか
いろいろ怖いタタリの話が書いてあります。
いろいろ話に尾ひれもついているとは思いますが、それにしても、日本で最も地価の高い場所にソレが存在するというのは、経済合理的にはおかしいわけで、少なくとも、それにふれるとヤバいことになるということが多くの人に信じられているということは間違いなさそう。
旧長銀の本店は、もともと上の地図で首塚のすぐ右側のビルにあったのですが、ご案内のとおり本店を日比谷に移してしまいました。理由は、確か当時あった都内の土地の買い換えに関する売却益の圧縮記帳の特例の適用期限が迫っているからとかそんな理由だったと思います。
税務上の理由(!)で将門様にお尻を向けて去っていくなんて、失礼極まりないですよね?大手町に本社があるままだったら、旧長銀もいい提携先が決まったりして破綻までは行かなかったような気がするんですが。(しません?)
ちなみに、首塚はもともとこの場所にあった神田明神の管轄になっており、首塚にお供えされたお賽銭は、UFJ銀行の総務のおじさんが集金して神田明神の口座に入金しているはずです。(確か。)
国有化寸前などと報道される最悪の状況から、一発逆転で世界No1のメガバンクに躍り出るというこの運の良さ!これ、もしかすると、いつも首塚のお世話をしている総務のおじさんのおかげかも知れません。
また、首塚の横の旧長銀本店ビルは、現在はプロミスの本店になってます。
プロミスは本当の本店ですが、UFJ銀行は(実質の本社機能は大手町にしても)登記上の本店は大阪(ホールディングス。銀行は名古屋。)ですので、霊的なパワーとしてはUFJ銀行よりプロミスの方がちょっと上なのかも知れませんね。(で、三井住友グループへ逃げられちゃった。)
(登記上の本店ではないので、MTFGとの関係もまだ気を抜いたらあかんかも知れまへん。)
ちなみに日本のインターネットの「ハブ」もこのすぐそば(首塚の右上のKDDI大手町ビル内)です。
まさに、「霊=情報」って感じでしょうか。
みなさんが読まれているこのblogのパケットも、将門の首塚の霊力の中をくぐりぬけて、みなさんのところに届いているわけであります。はい。
(それではまた。)
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