昨晩は、原宿ウェブ研究所主催の「イケてるベンチャー企業の立ち上げかた」というセミナーで、ウォンテッド株式会社;
の代表取締役、仲 暁子さんとセミナーをしてきました。
仲さんは、京都大学在学中からミスコンを企画したり起業をしたりして、卒業後はゴールドマン・サックスに勤務、その後Facebookを経て、今回ウォンテッド株式会社を設立された方。
「ウォンテッド」のサービスは、今まさに立ち上げつつあるところなのですが、「ひとのつながりで」(ソーシャルに)プロジェクトに必要な人を捜す、というサービスです。
特にベンチャーの立ち上げ期の場合、会社側から見ても応募側から見ても、「全く知らない人を人材紹介サービスなどにフィーを払って紹介してもらう」というのは非常に不安があるしリスクも大きいわけで、「知り合いのあのひとの『つながり』で」という「ソーシャル」な形でメンバーを集めていくというのは、コストを下げ、スピードを上げ、会社にマッチする人を探せる有望な方法だと思います。
(人というのは、ノリや価値観が似た人たちが、つながっているものですからね。)
なお、セミナーの最後のトークセッションで、「シリコンバレーでは立ち上げ期にはエンジニアだけいればいい」という渡辺千賀さんの言葉を引用したんですが、ここで補足させていただきますと、シリコンバレーはベンチャー慣れした専門家やパートタイムで手伝ってくれるアドミ系の人たちのインフラ(生態系)がすごく発達しているからできるという面はあると思います。
日本では相対的に、ベンチャーの実務をやったことがあるイケてるアドミ系の人や専門家に出会える確率は少ないので、創業期からいいCFO等がいる会社というのは、非常に競争力がある(うらやましい存在だ)と思います。
ウォンテッドCFOの萩原さんは、同じくゴールドマン・サックスでファイナンスの経験がありつつの、京都大学で情報工学系を専攻されていて「裏CTO」の役割:-)もおありとのことなので、ネット系ベンチャーのスタートアップ時のCFOとしては、なかなか垂涎のスペックの方かと思います。
私も非常にワクワクしたし、会場のみなさんにもベンチャーのワクワク感が伝わった会ではなかったかと思います。
企画していただいた加藤さん(「もしドラ」等のベストセラーやiPhoneアプリ等を送り出して、先日ダイヤモンド社を退社し「株式会社ピースオブケイク」を設立)をはじめ、原宿ウェブ研究所のみなさん、ありがとうございました!
(ではまた。)
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