Googleニュース日本版と「新聞の意味」(追記)

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昨日分では、5月が「エントロピー増加のピークだった」説を申し上げましたが、新聞だけじゃなくて、他の日本のメジャーなサイトをAlexaで見てみても、なぜか、5月が底、というところが多いですね。
例えば、infoseek
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また、例えば2ch.net
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これは、実際に相対的にトラフィックが(相対的に)増えているというよりは、この5月あたりから、日本でもAlexaのツールバーを使う人が増えてきた・・・つまり、国際的に日本のホームページのAlexa上のランクが高まった・・・ということだけかも知れませんね。
(つまり、Alexaの利用者の母集団とのバイアスの変化。)
英語メディアを見てみると、
NewYork Times
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Wall Street Journal
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てな感じで、「5月で反発」という感じではなく、「長期低落傾向は続いている」と読めます。
もともと米国の新聞は、地域分散型のメディアで、以前より日本の新聞社よりははるかに厳しい競争環境下にあったかと思いますので、そういった市場構造上の違いもあるかも知れませんが。
英国(Financial Times)でも同じく。
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・・・ということで、新聞社の方には大変残念なお知らせですが、やはり、「既存メディア」が相対的に力を失って「分散化」が進んでいるという傾向は、世界的には当たってそうです。
(ではまた。)

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5 thoughts on “Googleニュース日本版と「新聞の意味」(追記)

  1. 磯崎さん、日経DCメンバーの唐澤です。
    アクセス数変動要因として2点、考えられます。5月の底は、ゴールデンウィークです。その間は、会社も休みで、実家に帰省する人も多く、インターネットにはアクセスしないのではないかということです。年末年始の動向を見ると、同様に非常に低いので、これも同じ理由かと思います。
    もうひとつ、8月はオリンピックの結果を見るためには、紙媒体では遅すぎるので、Webで観た、というう人が多いと思います。
    従って、もう少し長いスパンでトレンドを見ないと、何とも言えないかと思います。

  2. 唐澤様
    コメントありがとうございます。
    おっしゃるとおりでもうちょっと長期で見てみないと(科学的には)なんとも言えないかと思います。
    Alexa自体、ツールバーを使ってる人のデータを元にしたランクですので、非常にバイアスがかかっててもおかしくないですし。(視聴率のサンプル家庭に自分で立候補できるようなもんで・・・。)
    どうもありがとうございました。
    ではまた。

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