企業はいつから「公(おおやけ)」になるのか

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ある経営者の方曰く:
「会社を起こしたら、たとえ社長が100%株を持っていたとしても、会社は公の器なのだと考えて行動するべきだ。」
株式公開したら「公」になるとか、ベンチャーキャピタルなどの外部投資家が投資した時点で「公」になるのではなく、設立した時点から「公」なのだ、ということですね。
世の中、「始めはテキトーにやっといて、だんだんちゃんとしてけばいいや」、「個人会社なんだから税金も法律も(あまりアクドイことでなきゃ)何やってもいいや」という方が大半(というかほぼ全員)ではないかと思いますが、当初から「公の器を預かっているんだ」、と考えて行動することで「志」も違ってくるでしょうし、結果として成長力も変わってくるかも知れないですね。
その方は、世界的企業の日本法人をいくつか立ち上げて大企業にまで成長させた方ですが、最近の企業不祥事の記事を読んでいて、その言葉を聞いたときの背筋がシャンと伸びる感じがよみがえった次第です。

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1 thoughts on “企業はいつから「公(おおやけ)」になるのか

  1. 素晴らしい考え方だと思います。go publicの前から、公器だという考え方は、言われてみれば、なるほどな〜と思ってしまいました。