今週は、1月4日に各社で報道された、石油最大手エクソンモービルの日本事業の縮小方針について考えます。
石油事業というのは、この週刊isologueで取り上げることが多いITやネット系の事業とは正反対の、「リアル」の極みの事業とも言えますし、アップルとならんで時価総額が世界最大級の会社なので、基礎的なところから事実を確認していきたいと思います。
目次とキーワード:
- 報道された事業縮小スキームの内容
- 石油産業における「川下」とは
- 株価への影響
- 東燃ゼネラル石油の第4位株主「高知信用金庫」?
- エクソンモービルの日本法人は「有限会社」
- 自社株買いの東燃ゼネラル石油への影響
- 東燃ゼネラル石油の現預金はほぼゼロ!?
全体の3割超もの株式を購入出来るのか? - 株式売却のエクソンモービルへの影響
- エクソンは何で儲けているか?(セグメント情報)
- 設備は世界のどこに分布してるか?(アラブではなかった)
- 東燃ゼネラル石油が連結からはずれると、日本地域の売上はゼロになるか?
- おまけ:時価総額世界一を競うアップルとの財務比較
(ではまた。)
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