野村證券、ロスチャイルドと提携

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本日の日経一面の記事より。M&A仲介等を強化するそうです。
ロスチャイルドと言えば、ナポレオン軍とイギリス軍の1815年の「ワーテルローの戦い」の時にイギリス軍勝利の情報をいち早くつかみ、証券取引所でイギリス国債をまず売って、周りの人に「ロスチャイルドが売ってるってことはイギリス軍敗北?」思わせて国債を暴落させ、紙くずになったところを買い集めて巨万の富を築いたとされてますが。
(今、日本でやると、証取法159条違反(相場操縦等)などになる可能性があるので、よい子のみんなはマネしないでね。)
ロスチャイルドと聞くと、石造りのお城とかがオフィスって感じがしますが、そういうわけで、いまだに、
情報通信×金融
の領域には大変ご関心がおありだとか。
確か、2000年のイギリスの周波数オークションでも政府側のアドバイザーを務めて、巨万のフィーを得られたと聞いております。(落札額が、4兆円弱でしたからね。)
ぶどう畑もお持ちなので、大きめのディールが決まると、ビンテージもののワインを開けて乾杯されるとか。
わたし、ワインはまったくよくわかりませんが(現在、「神の雫」(週刊モーニング)で勉強中)、シャトー・ラフィット・ロートシルト(Chateau Lafite Rothschild)とかいうやつでしょうか。(違ってたらどなたかご教授ください。)
(ではまた。)

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8 thoughts on “野村證券、ロスチャイルドと提携

  1. Ch. ラフィットはボルドーの五大シャトーの一つに挙げられる名品で、ロスチャイルド家の始祖・マイヤーの五人の息子の内、五男・ジェームズが1866年に買ったものでした。伊達男・ジェームズの役割は当時のヨーロッパの政治・外交の中心地・パリでフランス政府に喰い込むこと。ラフィットは要人たちの接待に大きく貢献したと思われます。
    ただし、ボルドーの五大シャトーの中にはもう一つロートシルトを名乗るものがあります。それがCh. ムートン・ロートシルト。金融の中心地・ロンドンに派遣された五人兄弟の三男、辣腕の貿易商・金融業者だったネイサンの三男・ナサニエルが1853年に買ったものです。そのネイサンこそが引用された逸話の主ですので、そのような乾杯で用いたのもムートンと思われます。
    このムートン、ラフィットに増して物語性の高いワインですので、ご興味ありましたらまた後ほど(<ほんとか?)。
    尚、『神の雫』は毎号読み逃せないですね。↓の辺りでもウォッチしています。:p
    ・ぬる風呂
    http://www.aivy.co.jp/BLOG_TEST/kobakoba/archives/002480.html

  2. そふぃ1978さん、ゾフィさん、コメントありがとうございます。
    ゾフィさん、
    私は今までワインのどこがおもしろいのか、いまひとつよくわからなかったのですが、「クイーン」が見えちゃったり、イチゴ畑で女神が振り向いちゃったりするとしたらそりゃすごい。(笑)かなり興味がわいてきてます。
    ご教授ありがとうございます。
    ではでは。

  3. 喜国雅彦「傷だらけの天使たち」ロイヤル・ラフィット・ロートシルトを思い出しました。

  4. 神の雫

    学生時代以来、10数年にわたって、講談社の週刊モーニングを愛読しています。今日は、そのモーニングの話です。30代にもなって漫画なんて、と顔をしかめる方もいるかもしれませんが、まあお付き合いください。
    そのモーニングで、昨年11月ころに「神の雫」(作/亜樹直`..

  5. 私の弱小ブログも、磯崎さんに取り上げていただいたおかげで、トラフィックが増えており、感謝です。さて、本日は、「神の雫」の話題が出ましたので、めずらしく法律の話以外でトラックバックさせていただきました。時間があるときにでも一読いただければ。私は、最近ネット上でワインを買うことが多いのですが、ワインは、かなりネット市場に適した商品なのではと思っています。その思うところについては、そのうちブログのネタにしようと思っています。余談ですが、●天と●●●ドアのネット市場で「ワイン」のカテゴリーで検索すると、「市場規模」がかなりはっきり分かります。

  6. taka-mojitoさん、
    いえ、taka-mojitoさんもワインがお好きそうなので「神の雫」ネタを出して見たということもあるんですが。:-)
    ワインは、2000年前後のネットバブル時代から、ネットに向いた商品とは言われてきたんですが、確かに買う側にとっては非常に向いているんですが、売る側は競争が厳しいわけですから、少なくとも今まではなかなか苦労されているお話を多く聞いてます。
    最近は、ブロードバンド普及とワイン愛好家層の拡大で、ちょっとはいいんでしょうか?
    でも、他社との決定的な差別化がなかなか難しそうですよね。
    ではではー。

  7. Harvard Business Review

    BlogRaking 生活・趣味(全般)のランキングで18位まできました。ありがとうございます。やっぱり、堀江社長ネタは強い。
     
    以前から、日本の会計とか制度の知識を陳腐化させないためにチョコチョコと以前からチェックしていた isologue-by 磯崎哲也事務所 のリンクし