先日、ブロガー系の人たちのSkype上のチャットで「落語行きたいね」という話が盛り上がり、「ブロガー落語同好会」なるものが結成されまして、昨晩約30年ぶり人生2度目の落語に行って参りました。解説いただいた先生は四家さん。
場所は新宿末廣亭。トリは柳家さん喬師匠で、演目は「船徳」でした。
落語の演目は、立て前座がつける楽屋の根多帳を見てその場で決めるというimprovisation的なことになっておりまして、パンフレットにも演目が書いてありませんので、これが素人がとっつきにくいところの一つになってるわけですが、四家さんから、
「今や、『落語、舞台番、褌』といったキーワードでググれば、初めて聞いた話でも一発でタイトルがわかる」
という、すごいノウハウを教わったので、終わってから早速それを活用させていただいたわけであります。
「船徳」で、軟弱な若旦那が船頭にあこがれるてぇところは、今やもっとも尊敬する職業が水先人(水先案内人、pilot)である私のことを話していただいたかのようであります!
話の途中で羽織をすっと脱いで季節が夏に変わったことを表すのも粋だなあと思いましたし、竿で押して舟を出すところの力の入れ具合とか、すごいリアル。本当にそこに昔の舟や橋桁や浅瀬があるかのように、映像が3Dで浮かび上がってきました。
落語、楽しい!
(ではまた。)
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