今日聞いた話。
株主総会の議長というのはほとんどは議長席で立ってやるそうですが、NTTさんだけは議長が座ってらっしゃるとか。一瞬、「NTTさん、偉そー」という気もしますが、よく考えると、そもそもなぜ議長が立つ必要があるのか。「株主様に敬意を表して」というのだったら、壇上の他の取締役等もみんな起立している必要がある気もします。
他の会議体でも議長だけ立っているという例はあるかなあ。「結婚式の司会」ってのはありますが・・・結婚式は会議体じゃないしなあ。(笑)
株主総会の運営って商法に詳細に定められているわけではないので、今まで、証券代行さんや弁護士さんの「他ではみなさんこうしてらっしゃいますよ」というようなアドバイスが、強力な「横並びの力」として働いてきたんでしょうね。
でも、上場したベンチャー企業や、ストリーミングで株主総会の様子が見られる企業が増えてきたりすると、客観的に全体の状況が見えてきて、法律上自由度がある部分については、バリエーションが増えていくんじゃないかという気もします。
(ではまた)
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掛ける時間に関係あるのではないでしょうか。最近は、30分とかで終わる
という会社も減って来てはいるようですが。
単純に発言者は立つもんだと思ってました。
決算発表でも記者会見は座ってますが、説明会は立って説明する人の方が多いですよね。
一種の会議体と言っても、スクール形式のテーブル配置で、進行も会議と言うよりは説明会やセミナーのように基本一方通行。
例えば、円卓にして双方向に議論がやり易い状況などは、伝統的な株主総会観においては最も避けたい形式なのでしょうかね?
それ以前に双方向の議論が成立するんでしょうか。
ああいう形式の評議方法は欧米では古代ギリシアやゲルマンの民会以来の伝統がありますが、日本において大会堂で実質的な評議が行われた例は歴史上も現代も稀です。
私が総会を担当していた会社さんは、一応議長の座席を議長席横に用意されていました。ただし、議長が発言しなくてよい場面は、�最初の開会宣言の1分程度(司会者による開会宣言と、定足数の確保を宣言する場面)と、�報告事項の間(自動音声で報告される会社さんは議長が着席してます。議長が報告する場合は起立ですね。)くらいなので、実際には立ちっぱなしです。2時間の総会でも一度も着席されない議長さんもおられます。最近はシャンシャン総会は随分少なくなってきているという印象ですね。
特にルールがあるというわけじゃないけれど、発言するときは起立するというのをマナーだとすると、議長が座る場面はあまりないというのが実際のところだと思います。
>2時間の総会でも一度も着席されない議長さんもおられます。
最近、40才代の社長が増えてきている要因の一つかも知れません。
♪総会は金曜日
元歌は以下の1枚目の4曲目。
Greatest Hits “The Soul”
Dreams Come True
ごろーさんへのお礼を兼ねて。
担当各位に捧ぐ。…
株主総会って、社団や組合の総会とは違う「ヘン」な部分がありますね。
今年、初めて株主総会なるものに出席して驚いたこと。
その1)社長が議長を兼ねるのはなぜ?第三者がやった方が公正だし、議長も立ちっぱなしで疲れない(^_^;)
その2)拍手による採決といういい加減さ。賛否の数を明らかにし、議事録に記録すべき
これって、株主総会ではごくふつうの風景なのでしょうか。
開票作業がたいへんなら、電子投票にするという手もありますよね。
>その1)社長が議長を兼ねるのはなぜ?第三者がやった方が公正だし、
定款で「社長」と決めているところが多いからだと思いますが、社外取締役の会長がいればその人がやれば「公正」だとは思います。
まったくの第三者(テレビ局アナウンサー等)を議長にするというのは、そもそも定款に書きにくいし、その都度株主総会の承認を得るとすると、その場で否決されたら終わりですから・・・。
>その2)拍手による採決といういい加減さ。賛否の数を明らかにし、議事録に記録すべき
これは最初はちょっと「おやっ」と思いますよね。
大株主がいる場合には、その人が拍手するかどうかを目視してるので、委任状も合わせると、1/2とか2/3を超えたかどうかが目視で分かるケースも多いわけです。議事録の想定問答集などには、「議場で電子投票等をすると、時間もかかるのでかえって株主のみなさまにご迷惑をおかけすることにもなるので」というような回答例が書いてある会社さんもあるようです。
実際、テレビのバラエティ番組で使っているような単純な一人一票のボタンならまだしも、議決権の個数とスイッチを連動させるのは当日の事務的には大変そう。
また、実際に可決か否決かが微妙なときには、挙手をお願いして集計するケースもあります。
(ご参考まで。)
磯崎さん、お答えありがとうございます。
演壇の社長を見ていると、そつなく答弁しようとする役と、スムースに議事進行しようとする役の一人二役でいっぱいいっぱい。パペットマペットのようなイタさを感じてしまいます(笑)。
たしかに、定款にさだめにくい部分ではありますが、議場に対し「○○さんを議長に選任することにご異議ございませんか?」と呼びかけ、「異議なしと認めます」で済む話だと思うのですが。
議長にテレビアナウンサーを、の話からちょっと妄想……。
「本日はスペシャルゲストをお迎えしました!“朝まで生テレビ”の田原総一朗さんを議長に選任することにご異議ございませんか?」と会場に諮ったところ、
『異議あり!』の大怒声で否決。。。
賛否は挙手で集計するケースもあるのですね。
やはり時間がかかるのは困りますね。
しょせん零細株主なのでコストをかけていただくのもしのびないのですが、郵送やインターネットでは投票できるのに、会場では拍手でシャンシャンでがっくりきました。
議案ごとの賛否率の違いとか、今度の新役員への支持率は何%だとか、分析できたら面白いと思います。そうやって数値化されると、期待感とかプレッシャーとかも含めて取締役会に伝えられます。
それぐらい楽しませてくれたっていいじゃないか、無配株よ(^_^;)。