以前この週刊isologue第254号で、米国シリコンバレーのスタートアップ・アクセラレーター「Y Combinator」が採用した投資スキーム「safe」を日本にあてはめた「日本版safe」を考えました。
(第274号では、500 Startupの新投資スキーム「KISS」について考えてみました。)
今回は、この日本版safe(または日本版KISS)のような、シンプルな日本版のシード投資スキームの実現可能性について、登記や税務の観点から、さらに考えを進めてみたいと思います。
いつもと同様、当然のことながら、これは法的助言を行うことを目的とするものではなく、財務的な観点から、この「KISS」がどのような性質のものかを考えるためのものです。実際の解釈や運用にあたっては、弁護士等の法律専門家の意見を参考にしてください。
目次とキーワード
- 「日本版safe」の基本的位置付け
- 「safe」による株式の発行は登記できない?
- 「DES」による迂回方法
- 「1円増資」方式
- 税務上のリスクを考える
- 税制適格ストックオプションの条文
- 税制非適格ストックオプションの条文
- ストックオプションの税制の条文の解釈
- 税制適格ストックオプションは、無償発行に限られない?
- 「有償発行なら、必ず税制適格」ではない
- 証券でない場合には、時価発行でも税制非適格?
- 税務上のリスクは、通常のストックオプションよりは小さい
- まとめ
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(ではまた。)
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