日産自動車の方から、「スカイラインのブロガー向け発表会をやるので、ぜひ来てください」と、ご案内をいただきまして。
世の中、おかげさまでというか(私が、おかげさまでというのもヘンですが)、ブログがマスメディア以外の媒体として重視されてきており、アメリカでは政府の記者会見でもブロガー席が用意されていたりするようで、その動向にはかねがね非常に注目しておりました。
とはいえ、政党とか労働組合団体の方からお誘いいただいても、本業からかけ離れていることもあり、ちょっとナニなので、今まで出席してこなかったんですが、今回、「粗品ではございますが、お土産もご用意しております」とのことでしたので、ソレにつられて(笑)出席することに。
場所は、銀座の日産本社ビルのギャラリー。
別の日産方面の方に伺ったところ、「ずいぶんと気合いの入らない場所ですねえ。普通、発表会ってホテルとかじゃない?」とのことでしたが、いえいえ、なかなかきれいなショールームでしたし。マスコミ向け等はホテルでやったのかも知れませんが。
前のスカイラインのどんよりしたお目々と違って、ギラついた「ワルい」香りがするヘッドライトに。
テールランプも、昔のスカイラインのイメージを復活させた、(んじゃないかと)。
きれいなおねえさんたちに、受付でお出迎えいただく。
「同伴者一名可」で、うちの奥さんを連れて入場しましたので、あまりシゲシゲと眺めたわけではございません。
ブロガー向け発表会だけあって、「無線LANをお使いでしたら、どうぞお使いください」と、日本テレコムの無線LANのID・パスワードが書かれたカードをくれました。気が利くなあと思って、つないでみたら、今時めずらしい?「10Mbps」。
(当然、大丈夫だとは思いますが)セキュリティがどうなってるのかよくわかんないし、パスワードやらなんやら入れるのめんどくさいし、パソコンにささっているFOMAのカードでも今や3.6Mbpsも出る時代なので、使うのやめました。
マスコミの方も取材されてました。
会場では、2名ほど有名ブロガーの方とお会いしたんですが、他に知ってる方がいらっしゃったかどうかは不明。
開発コンセプトを熱く語る開発責任者の大澤氏。
そして、今回の最大のサプライズは、「リカちゃん」が、日産自動車の新入社員として広報・IR部に配属され、今回のイベントでデビューを飾った、ということでありましょうか。
取材に来ていた「ガイアの夜明け」の記者の方に、インタビューされたので、
IR部門に配属されるというところが、今風ですねえ。
てなことを答えておきましたが、後でよくリリースを見直したら、「広報・IR部」、とあるので、リカちゃんとしては、どちらかというと広報っぽい場面に登場するんでしょうね。
(「日産自動車の財務戦略について熱く語るリカちゃん」、というのも、ぜひ、見てみたい気もします。)
−−−
さて、肝心のスカイラインについて。
日産の方も説明されてましたが、「ミニバンと軽自動車ばかりが売れる世の中だが、走る喜びも追求したい」というのは、ものづくりする開発者の気持ちとして非常によくわかります。また、私がスカイラインに乗っていた20数年前は、確かにスカイラインが最も「トガった」車の一つであったことも間違いないかと思います。
一方で、展示車に乗り込んでみたら、今やミニバンを見なれてしまった目には、「後席、狭っ!」という感じにしか映らず、4人で乗るにはちょっとナニですし、ホントに走りを楽しみたいというなら、2シーターの車を2台目として購入した方がいいんではないか、という気も。
(そもそも、「走る喜び」は、試乗させてくんないとわからん。)
でも、日本だと駐車スペースの関係で車2台というのがキツいとすると、一応、後席もあって走っても楽しい、というのは、現実的な路線なのかも知れません。
(ただそれは、少なくとも「トガって」はいない、ですね。)
でも、退職金が入った団塊の世代のおじさま達には、結構「現実的な」選択肢としてウケたりするのかも知れません。
−−−
さて、
GT-Rは出るんですよね?
というのが、みなさんの最も聞きたい質問の一つだったんじゃないかと思います。(会場のみなさんの頭の上に、フキダシが出てました。)
が、今回のイベントでは質問コーナーは無し。(マスコミ向けの発表会も、質問コーナー無しなんでしょうか?)
エンジンのカットモデルを説明する日産社員の方に、
「GT-Rが出るかどうかって、聞いても答えてもらえない・・・んですよねえ?」
と、質問したところ、
「はい、答えられないんですよ・・・えへへへへ」
と、予想されたとおりの答えが。
(その満面の笑みは、「これからGT-Rも出るんだぞ」という意味であると、勝手に解釈させていただきました。<(_ _)>)
−−−
私、20数年前の学生時代に杉並のガソリンスタンドでバイトをしていて、スカイライン(ケンメリ)の中古に乗っておりました。
そのガソリンスタンドは、荻窪の青梅街道沿いの日産の工場と契約があったので、ときどき、トラックで200リットル入りの灯油のドラム缶を何本か、荻窪工場まで運んでました。
入り口で、カメラを持ち込んでないかどうかチェックされた後、構内に入ると、工場の大型のドアが開いた隙間から、製造中のロケットの胴体が見えたりする工場で。(そう、当時はそこでロケット作ってたんです。元中島飛行機の東京工場。戦時中は、零戦作っていたんじゃないかと。)
そんなある日、スカイラインが工場構内を走ってたんですが、そのスカイライン、ボンネットを布で覆ってあって、加速すると「ヒュイーン」と音がする・・・。
「あっ、ターボだ!スカイラインのターボが出るんだ!」
と思いましたら、数ヶ月後にやっぱりスカイラインターボが出ましたねえ。
その時以来のワクワク感であります。
また、その時が、私が生まれて初めて企業の「インサイダー情報」に触れた瞬間だったかも知れません。(笑)
注1:当時(1980年代初め)は明示的なインサイダー取引規制はまだありませんでしたが、今の証券取引法でいくと、第166条第2項第1項カ、あたりでしょうか。ただし、「会社関係者の特定有価証券等の取引規制に関する内閣府令」第一条の二第八項の軽微基準に該当する可能性も。
注2:また、工場内で見かけたというのは、証券取引法第166条第1項第4項の「当該上場会社等と契約を締結している者(略) 当該契約の締結若しくはその交渉又は履行に関し知つたとき。」に該当するんでしょうか。
注3:もちろん、当時、株を買おうなんてことも思いつかなかったし、そもそも株を買う金もありませんでした。
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ということで、呼んでいただいても、こんなアホな話しか書けませんが、またGT-Rでも出たら呼んで頂ければ幸いです。>日産の方。
(ではまた。)
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どうもです。私には招待なかった…(笑)。まあ、それはともかく、私も多少車は興味ありまして。日産車は北米で展開しているインフィニティブランドのSUV、『FX−45』(日本未導入)が密かにかっこいいと思っておりますが。結構、トンガリ系。逆輸入車はいい値段しますよ、買えません(泣)。
既に磯崎さんの事ですからググってらっしゃるとは思いますが、
既にニュルで軽い偽装を施されたGT-Rが撮影されています。
というわけで根拠薄弱ですがGT-Rは確実に出ますよ。
いや、ググってませんでした。
なるほどなるほど。(ニヤリ)
私も根拠薄弱ですが、説明員のおにいさんの顔色を見て確実に出る予感がしてます。
(ではでは。)
NISSAN GT-Rのマーケティング手法
J-WAVEで今まさに放送していたので車を止めてとりあえず送信。
帰って来て現在追記中です。
何しろ「おそらく全マスコミ中でこの場が初報告」だというの…