バックオフィス系のリリース(ブルドックソース)

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ブルドックソースから、一昨日付けでシブいリリースが出てます。
新株予約権無償割当てに係る新株予約権証券及び株券の交付並びに今後の株主の皆様の手続きに関するお知らせ
http://www.bulldog.co.jp/company/pdf/070711_IR2.pdf


 
「フロント系」の会社法だとか税務とかは、ある意味オープンな世界なので、文献等を調べていくことで大まかなアタリはつけられる面はありますが、今回の買収防衛策のようなまったく新しいスキームを構築する場合に、現場のみなさんは、こういう「バックオフィス系」のことでも結構苦労されたのではないかと想像します。
私は(そしておそらく多くのみなさんも)、「ほふり」に入っていない株式のほうが、「ほふり」に入っている株式より手続きが面倒なんじゃないか?(つまり、「ほふり」に入っている分については、「ほふり」にスコーン!と株券を投げ込むだけで済むんじゃないか)と、想像していたんではないかと思いますが、これを見ると、「ほふり」に入っていない株主には株主名簿の住所に株券が送られてくるだけだけど、逆に「ほふり」に入れている株主は、今回新たに作成された様式である「送付先指定書」及び「預託承諾書」なるものが送られてくるので、必要事項を記入の上、押印して返送しなければならない、とのこと。
また、そのウラでは、ブルドックソースの株主名簿管理人である日本証券代行と各証券会社との間で事務委任契約の締結をする必要があるようなことも書いてあります。(すごい手間のようですが、このへん、日本証券代行さんは慣れたもんなんでしょうか?)
株主のみなさんは、
「せっかく「ほふり」に入れているのに、なんでこんな紙を送り返さないとあかんねん?」
という感じかと思います。
株式分割の場合には、「分割されたので株券が増えましたよ」という通知が来るだけだったと思うんですが、新株予約権の取得→株券の交付、だと、そうはいかないんですね!?
こういうのは、やはり「やってみないとわかんないこと」で、そういう意味では、新株予約権、発行されてよかったかも知れません。
といっても、株券が電子化されれば、またフローは変わってきちゃう気もしますが。
(ではまた。)

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