アホと煙はなんとやら。
フィレンツェで一番高いSanta Maria del Fioreのクーポラ(円蓋)に登ってきました。
日頃運動不足にもかかわらず、500段弱の階段をなんとかクリア。
しかし、この高さ。
さほど高所恐怖症というわけでもないんですが、これは足がすくみます。
建設開始が1296年で、完成が1436年。現代建築の同じ高さの建物とは違って、「いまだに崩れていないだけでもすごい」と考えると、なおさら恐怖。
「フリーメーソン」ではないですが、やはり昔の石工というのは、すごい最先端技術の持ち主だったんですね。
私が仮に13世紀にタイムスリップして、これだけの高さの建築物を建てろといわれたとしても、(13世紀の人に比べれば、圧倒的に大量の科学的知識を持ち合わせているはずではありますが)、その先数百年にわたって何千万人の人が利用する責任(「万が一崩れたらどうする?」)を考えると、怖くてとても引き受けられないしろものであります。
(ではまた。)
(このエントリは、8月29日にアップしました。)
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