Yomiuri Onlineに連載中の「磯崎哲也の『起業案内』」第29回目が掲載されました。
今回は、「ロボット最適化で「MUJIN」の価値」です。
http://www.yomiuri.co.jp/job/entrepreneurship/isozaki/20120514-OYT8T00762.htm
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私事で大変恐縮ですが、先週「一級小型船舶操縦士」の試験に合格いたしました。本日は(誠に勝手ながらこれを自ら記念させていただきまして)、財務・法律好きの方のための「海とベンチャースピリット」と題してお送りしたいと思います。
私、今までの人生でこれといった趣味が無かったんですけども、先月、「第2回 ワンドラ・体験お花見ボートクルーズ」という企画に乗っかって横浜ベイサイドマリーナから東京湾クルーズをしてみて、ついに「覚醒」いたしました。
「磯崎2.0」に生まれ変わった感じとでも申しましょうか。「磯崎」という名前なのに、なぜ海が好きなことに気付かなかったのかと、今までの人生がちょっと悔やまれます。
乗ったのはこんなボート。(ヤマハAS-21)
帰ってすぐヤマハのボート教室に申込み、3日間の講習を受けて、今回無事合格した次第であります。
(そう!昔は小型船舶の一級というと20万円くらいかけて1週間の研修を受けるイメージでしたが、今や一級でもたった3日間の講習で12万円くらいで取れるんです。二級は2日で9万円くらい。
実用上は二級でまったく問題無いですが、私は「方位230に向けて15ノットで航行!」的な、三角定規とデバイダーを使って海図
に記入することに萌えるものを感じたので、一級にしてみました。
どちらも国家試験や免許申請の費用まで含んでますので、自動車の免許などに比べると、かなりお手軽な感じです。筆記試験は4択で、過去問を一通りやれば大抵の方は合格する試験ですし、実技試験の試験官も自動車とは違ってすごく優しいです。:-)
小型船舶の楽しみ方は、人それぞれでして、釣りをする人、船上バーベキューをする人、クルージングをする人、下から橋梁等を見るのが好きな人、海からコンビナート等を見る「工場萌え」な人など、いろいろな方がいらっしゃいますが、私は単純に海の爽快感が好きという他に「海のルールに萌える体質」だということに気付きました。つまり、灯台とか浮標とか、掲げられている旗が、どういうルールで決まって、どうなっているのかというのを考えるだけで、なにかすごくワクワクした気持ちになるのであります。こういう「萌える」という感覚、今までの人生で体験したことがありませんでした。
日頃、会計原則とか金融商品取引法とか会社法とか、世知辛いルールに接しているみなさんは、「海のルール」を知ると、あまりのおおらかさ、大雑把さ、大胆さに度肝を抜かれるんじゃないかと思います。
この「海のルール」、一部の人を除いてみなさんのお仕事に直接役立つ可能性は低いと思いますが、海という非常に高いリスクの環境でビジネスをしてきた「ベンチャー」の歴史を反映したものになっていて、数千年規模の壮大なロマンや叡智を感じます。
商社等で輸出入業務などをやってらっしゃる読者の方には常識のことも多いと思いますが、初学者が気付いたことということで大目に見ていただければ幸いであります。
目次とキーワード:
(ではまた。)
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1月から始めたベンチャー支援組織「フェムト・スタートアップLLP」の第2号投資案件として、このたび株式会社カトマック(http://www.katomakku.com/)に300万円を投資し、発行済株式総数の5.88%を取得しました。
カトマックは、Android携帯をリモートで貸し出す「リモート・スマホ・レンタル」のサービスを行う技術系ベンチャーです。
ご存知の通り、Android携帯は機種によってOSのバージョンが違ったり、メーカー毎にOSがカスタマイズされていたりして、1つのアプリが必ずしも全機種ですんなり動くということになっていません。主立った機種でテストしようとしても、端末購入の負担や社内の貸出管理も大変です。(「誰かが勝手に持っていった」「貸したら返って来ない」等。)
「リモート・スマホ・レンタル」は、端末の実機を調達せずとも、開発者がクライアントソフト上のリストからを使いたい機種を選択してワンクリックするだけで、カトマックのサーバーに繋がった各種の実機を、あたかも手元で使っているかのような感覚で使用することができるサービスです。(上の写真のように、Android携帯のウィンドウが画面上に立ち上がり、開発しているアプリを端末にインストールして動作させたりすることが、すべてインターネット経由で行えます。)
(リモート・スマホ・レンタルのプレゼン資料はこちら、
紹介動画は、下記をご覧ください。)
同様に、Andoroid系の開発を行う企業の社内にサーバーを置いて、Android携帯をオフィス内や海外の開発拠点等と効率的に共有できるソリューション「リモート・スマホ・シェアリング」も、今後提供していく予定です。
代表取締役の久納孝治さんは、こうした携帯のハードウエアやOSまでを含めた、かなりディープな知識をお持ちの技術者です。
今までにも、
など、携帯端末のハードやOS、開発言語等の深部まで知らないとなかなか開発が難しい、様々な実績があります。
Femto Startupは、カトマックの先月4月2日の設立前から事業の検討に関わらせていただき、今般、投資を行うことになりました。
今後カトマックでは、リモート・スマホ・レンタル等のビジネスの実績を積み上げるとともに、次回ラウンドの資金調達に向けて準備を進めていく予定です。
開発者のみなさん、投資家のみなさん、何卒よろしくお願い致します!
(ではまた。)
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「クラウドファンディング」「ベンチャーファイナンス」だけに限らず、非上場株式の取引ニーズ全体を私なりに一通り整理してみましたので、週刊isologueでシェアさせていただきたいと思います。
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(ではまた。)
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Yomiuri Onlineに連載中の「磯崎哲也の『起業案内』」第28回目が掲載されました。
ゴールデンウィークなので、今回は現代のベンチャーからちょっと離れて、テーマは「日露戦争とベンチャーの資金調達」です。
http://www.yomiuri.co.jp/job/entrepreneurship/isozaki/20120501-OYT8T00816.htm
ご参考まで。
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今回は、Googleの創業者支配を続けるための「Class C」普通株の株式配当を使った資本政策の第3回目として、株主総会招集通知に記載されている経営陣からの議案の説明の後半部分について考えてみます。
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(ゴールデンウィークをお楽しみください!ではまた。)
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4月12日に発表されたGoogleの無議決権「Class C」普通株を使った「株式分割」続報。今回は先週4月20日金曜日に新たに発表されたGoogleのPloxy Statement(株主総会招集通知)に開示されている、ものすごく詳細で長期にわたる、このスキームの検討プロセスを見てみます。
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(ではまた。)
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Yomiuri Onlineに連載中の「磯崎哲也の『起業案内』」第27回目が掲載されました。
今回は「グーグルはなぜ株式分割を行うのか?」です!
http://www.yomiuri.co.jp/job/entrepreneurship/isozaki/20120417-OYT8T00598.htm
先週4月12日に、Googleが2012年第1四半期の決算とともに発表した、「Class C普通株」を使った「株式分割」が、どのような目的のために行われるのか、これは「悪の独裁」への道ではないのか?
一般の人向けにわかりやすく書いて見ました。:-)
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(本日23時50分頃配信予定)
先週、4月12日に、Googleが2012年第1四半期の決算を発表するとともに、「株式分割」も発表しました。
Googleはご存知の通り、今までも一般に流通する「Class A」普通株(1株1議決権)と、Larry Page、Sergey Brin の2人の創業者等が持つ「Class B」普通株(1株10議決権)を発行していました。
今回行う「株式分割」は、それぞれの種類の株式をただ単に2つに分割するのではなく、「Class C」普通株(議決権無し)という新しい種類の株式を、既存の株主の1株に対して1株配当します。
Googleはなぜ、このような一件奇妙な「株式分割」を行う必要があるのでしょうか?
またこれは、「Don’t be evil」という社是に反した「evil」な目的は無いのでしょうか?
正式なSECへの開示は今週行われる予定ですが、今回はまず、創業者からのレターやGoogleによる解説資料から、そのへんを探ってみたいと思います。
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