本日の学習院でのセミナーには、当ブログをお読みのみなさんにも多数お越しいただき、ありがとうございました。<(_ _)>
いっしょに講師をやらせていただいた、りそなホールディングスの渡邊正太郎氏は、花王の副社長まで務められた方ですが、日本でも最も早い時期に花王で「EVA」(つまり初号機?)を導入されるなど、「企業価値」というものを最も考えておられる日本の経営者の一人ではないかと愚考いたしました。
今年70歳でらっしゃる、ということですが、勉強している若いプライベート・エクイティの方とまったく同じ感覚でお話ができる、というのもすごいことかと。
というわけで驚くほど「市場」を向いた経営のマインドをお持ちですが、この場合の「市場」というのが、「株式市場」だけでなく、「お客様」をも向いているところが、ファイナンスをちょこっと囓っただけのそこらへんの若造とは違うぞ、という感じであります。
なぜ、「コーポレートガバナンス」をやるのか?
金融機関の人間は、例えば「コンプライアンス」についても、「何かあったら会社が損害を被りますので、会社が潰れないために・・・」という感覚で考えていることが多いが、とんでもない。コンプライアンスは、会社を守るためにやるのではない。
「お客様」を守るためにやるのだ。
というお言葉は、非常に感動いたしました。
−−−
さて、私、学習院大学という場所には(たぶん)生まれて初めて足を踏み入れさせていただきまして、「もしかしたら、皇室の方々とすれ違ったりするような場所なのか知らん?」とミーハーなことを考えながらおもむいたのでありますが・・・・・
・・・・すれ違いました・・・・・・。
同じ学習院大学創立百周年記念講堂で、私めの講演の後に、皇位継承順位1位のあの方のご講演が。
といっても、私が校門から出ようとする時にちょうどご到着ということで、SPの方々がトランシーバーでやりとりして、ピリピリした空気が漂っているという状況で、第三種接近遭遇とまでは行かなかったわけでありますが。
(非常に庶民的とも思える)「あの料理」がお好きとのことで、私めの講演の後の懇親会のケータリング業者さんが某有名レストランだというところが共通・・・というくらいの接近遭遇でありました。
(ではまた。)
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