今朝の日経新聞の経済教室欄「金融機関再編の効果測定指標『倒産距離』活用が有効」(原田喜美枝 中央大学准教授)に、興味を引かれました。
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ビデオ屋で何の気なしに借りて来たんですが・・・・これは、すごい!
アメリカ社会に一石を投じています。
『大いなる陰謀」は甚だしい迷訳だろうか?
英語が解らないとつまらない
今のアメリカを痛烈に批判。そして現代の若者へのメッセージ
サスペンスモノと勘違い。
邦題が「大いなる陰謀」なので、ハリウッドにありきたりな、
「陰謀の存在を知った主人公が、諜報機関から狙われてビル爆発、カーチェイスの末、反撃して勝つ!」
みたいな映画かと思ってましたが、とんでもない。
今のアメリカの、政治、軍事、マスコミ、教育、貧困といった問題の本質を、みごとに1時間半につめこんでます。
ロバート・レッドフォード監督、すごい。
英語(というか言ってること)が難しくて肝心なところがよくわかってるかどうか自信がなかったので、二度見てしまいました。
(そんなに本数見てないけど)今年1年で見た映画で一番よかった。
(ではまた。)
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毎日のように、いろんな方からご著書をいただくのですが、感想を書くにも、ちゃんと読んでからでないと・・・と思うと・・・ちょっとおっくうになって、読み終わる頃には時期を逸してしまって、せっかく送っていただいてもご紹介できない本が多くて申し訳ありません。
ということで本日は、本の中身というよりカバーにかかっている「帯」で、「む!」と思った本を2冊ご紹介。
まずは、いつも新刊を送っていただいております(ありがとうございます)、鳥飼総合法律事務所さんの「内部統制時代の役員責任」
この本の帯は、以下のように、「役員の妻子への影響と新しい時代への適応」てなことが書いてあります。
蛇の目ミシン事件、北海道拓殖銀行事件等、役員の法的責任について「身ぐるみをはがす」決着となる結果、役員の法的責任が相続され、妻子までとんでもない事態に巻き込まれるという、恐ろしい話が書いてあります。
「役員の責任」と言われても「ふーん」と思っている上場企業役員の方々も、「妻子への影響」と書いてあると、「ん!?」と思って書店で手に取る確率は相当高い気がしますので、これはなかなかよく考えられた帯ではないかと思います。
—
オドロオドロしい帯の次は、さわやかなやつを。
税務経理協会さんから送っていただいた、「5人の女神があなたを救う! ゼロから会社をつくる方法」であります。
起業をする際に考えておかないといけないことについて、女性の公認会計士、税理士、司法書士、社会保険労務士、弁護士の5人のみなさんが書かれた本ですが、以下のように、
(腹の出たオッサン等ではなく)、涼しげな女性5人の写真が帯にのってると、起業を考えている女性が頼もしい味方ができたような気がするのみならず、男性もつい手に取ってしまうかも知れません。
(なんせ、「奇跡のコラボ!」ですから。)
これも、なかなかいいとこ突いた帯ではないかと思います。
(ではまた。)
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振り込め詐欺「氾濫」のニュースを見ていると、他人をだます犯罪者が増えて世の中 凶悪化してるように思えますが、よくよく考えてみると、テレビ東京系列で放送している「開運!なんでも鑑定団」は、昔から毎回毎回、詐欺の事例のオンパレードですよね。(何千万円出して買ったツボが、5万円しかしない真っ赤なニセモノだった、等。)
善良なお年寄りを騙して金を巻き上げるという行為は、別に、今に始まったことではない、ということでしょう。
そして、詐欺の法的な要件は満たしているので告訴すれば犯罪になるのに、そもそも騙された本人自身が詐欺だと気づいていないケースも多いんでしょうね。
(犯罪件数というのは、犯罪の要件に該当するものが絶対的にどのくらいあるかではなく、「捜査機関が犯罪だと思うかどうか」というバイアスに影響されるので、注意は必要ですが)、下記の犯罪白書(平成20年版)のグラフ
でも、詐欺犯の件数は、ここ数年はやや減少傾向にあるようで、ニュースで見ている印象とは異なります。
今年は、銀行のATMに警官を立たせるなど、警察も気合いが入ってらっしゃるようなので、告訴すれば受理してもらえる可能性も高くなってるかも知れませんね。
(ではまた。)
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日経新聞の法務系の記事というのは、時々、
「こうあるべきだ。(だがそうなっていないのは、いかがなものか。)」
といった「ドグマ的」な記事が目について、「ん?」と思うこともあるのですが、昨日の日経新聞朝刊の法務インサイド「米M&A、株主保護で混迷」という記事は、アメリカにおける経緯と現状を伝えていてinformativeな内容でしたね。
(こういうの、もっとたくさんやってほしいです。)
この記事でも問題にしているのは、「株主が過剰保護され始めた」のではないか、という視点。
サブプライム危機以降、アメリカ的な世界観はバッシングにさらされはじめていますが、最近、放送大学の授業を見て、歴史的、地域的に見て、アメリカの株主観というのが、どう位置づけられるのかといった、ちょっと引いた視点から、気づいたことをいくつかメモ書きしておきたいと思います。
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