池尾 和人・池田 信夫著「なぜ世界は不況に陥ったのか」
をご紹介した昨日の記事に、池田さんから早速お返事いただきました。
おかげさまで、『なぜ世界は不況に陥ったのか』は、発売1週間で3刷になった。(中略)
いろいろ書評も出てきたが、いちばん手強いのが磯崎さんの批判だ。
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池尾 和人・池田 信夫著「なぜ世界は不況に陥ったのか」
をご紹介した昨日の記事に、池田さんから早速お返事いただきました。
おかげさまで、『なぜ世界は不況に陥ったのか』は、発売1週間で3刷になった。(中略)
いろいろ書評も出てきたが、いちばん手強いのが磯崎さんの批判だ。
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話題の「イケ・イケ本」のご紹介です。
長い目で見なくても・・・・
現在の世界不況を経済学で読み解いている。
論理と現実の好ましいブレンド
経済学の視点から冷静な分析
歴史を振り返り、包括的に解説している
日経BPさん(池田さん)から、送っていただきました。どうもありがとうございます。
しかし、来週池尾先生にお会いする予定もあったりして、待ちきれずにもう自腹で1冊購入させていただいておりました。
—
この本、現在の金融危機の発生メカニズムの全体像を把握するには、非常にまとまっていて、いい本だと思います。
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日本公認会計士協会は、日本で最も組織的に教育を行っているプロフェッショナル団体の一つではないかと思います。(会計士は毎年年間40単位以上とらないといけません。)
その会計士協会のCPE(Continuing Professional Education)で、東京証券取引所自主規制法人制作の「こんぷらくんのインサイダー取引規制」(入門編・応用編)が無料で利用できるという案内が来たので、(今年度のCPEの単位がちょうどあと1単位足りないところだったこともあり)、やってみました。
(一般の企業等の研修でも、1人あたり数百円で使えるそうです。下記URL参照。
http://www.tse.or.jp/sr/comlec/e-learning.html)
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旬刊商事法務2/25日号の巻頭に載っていた東北大学の森田果(はつる)准教授による論文。
会社の役員等が経営判断を行う際には、広い裁量が認められるべきであり、仮にその判断が会社に損害をもたらす結果を事後的に生ぜしめたとしても、行為時点の状況に照らして不合理な意思決定を行ったのではない限り、当該役員等の善管注意義務違反・忠実義務違反の責任を問うべきではない、という考え方
である、「経営判断原則」について、「法ルールの形成主体である裁判所や当事者の行動メカニズムに着目」して検討されている論文です。
いいですねー、この「わが国に経営判断原則は存在していたのか」という問題意識。
「経営判断原則」について考えるということは、上場企業の役員が自分の身を守るために勉強するという意味だけではないと思います。
現在巷にあふれている「市場原理主義」論争は、市場メカニズムを否定する側も肯定する側も、問題を財政支出がどうのケインズ政策がどうのというマクロ経済学的なものとして語ることが多いし、ミクロの話になっても、「今回の金融危機は、エージェンシー問題に根ざしている」といったおおざっぱな話で終わってしまっていて、どういったプリンシパル=エージェント関係が望ましいのか?という具体的な提案までいっていないと思います。
コーポレートガバナンス、監査や内部統制といった「事前の」規制の話に比べて、「悪い」エージェントかどうかを「事後的に」(司法が)判断する基準については、市場を機能させるためのプリンシパル=エージェント関係の観点からは語られていないことが多いと思いますので、これを掘り下げることは、非常に意義があることではないかと考える次第です。
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