日本公認会計士協会の小中学生向けイベント「ハロー!会計 in Tokyo 2012」

日本公認会計士協会の小中学生向けイベント「ハロー!会計 in Tokyo 2012」が下記要領で開催されます。
(講師は私ではなくて、もっとちゃんと子供に会計を教え慣れた方が担当されます。:-)

ここ、いつも記念品が充実していて、(うちの息子の中学に来ていただいた時は、電卓付きのカッコイイ定規とか)、子供の喜びそうなものが出るようなので、小中学生のお子さんがいて、ご興味のある方は是非!

ご応募は、下記URLよりどうぞ。

「ハロー!会計 in Tokyo 2012」

・日時         平成24年3月20日(火・祝) 13:00~15:30(受付開始:12:30~)
・講座内容
第1部◇「会計ってなに? やってみよう原価計算」(たこ焼きの値段を決めるには?)
休 憩◇お菓子とジュースでリラックス!
第2部◇「会社って?監査って?公認会計士の役割」 他
・参加費        無料(記念品贈呈)
・定員          150名(保護者同伴可)
・対象者       小学生高学年および中学生
・場所         アルカディア市ヶ谷 私学会館
東京都千代田区九段北4丁目2―25 市ヶ谷駅から徒歩2分(靖国通り沿い)
・応募方法     東京会ウェブサイトのご案内ページから
http://tokyo.jicpa.or.jp/hello/index.php
・お問い合わせ先  日本公認会計士協会東京会広報課
℡ 03-3515-1184  FAX 03-3515-1193

(ではまた。)

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週刊isologue(第148号)創業メンバーの中途退任時に株を返してもらう方法

【次週予告】今週FacebookがSECにS-1を提出したら、来週(2月6日)の週刊isologueはFacebook IPO特集とする予定です。

 

以前、「お笑い」で考える「仲間との起業」という記事をYomiuri Onlineに書きました。

日本では、起業をする際に「友人数人といっしょに起業する」というより「1人で起業する」というパターンが多い気がします。
「ソニー」など、昔から友人数人で起業する例も、もちろんありますが、「共同創業」というよりは「一人の傑出したリーダーがいる」というパターンが多い気がします。資本政策的にも、初期には創業者が100%近く持っているということが多いんじゃないでしょうか。

これに対してアメリカで大成功している企業を考えてみると、友人同士でいっしょに起業しているケースが多いですね。
例えば、アップルはスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック。ヤフーはジェリー・ヤンとデビッド・ファイロ。グーグルはラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン。フェイスブックはマーク・ザッカーバーグの他数人のハーバードの仲間達、といった具合に。

Y Combinatorのポール・グレアム(Paul Graham)氏も、「我々が起業家に何を求めるか(What We Look for in Founders)」という記事の中で、「友情」を起業の重要な要素として掲げています。

経験的に言うと、たった一人で事業を始めるのは厳しい。ほとんどの大成功したベンチャー企業は、2人とか3人の起業家によって創業されている。そしてこの創業者たちの絆は強くなければならない。創業者たちは、お互いに相手のことが本当に好きで、いっしょによく働かないといけない。

 

ここで注意する必要があるのが、資本政策です。

拙著「起業のファイナンス」では、「ケンカ別れ」という項で、以下のような例を挙げました。

仲間数人で起業することになったとします。
たとえば2人で起業した場合に、社長が6割の株式を、副社長が4割の株式を持ったとします。

ところが副社長が突然、「やっぱりおれ辞める」と言い出したとしたら、安定株主と思っていた4割は一気に不安定になってしまうわけです。

もちろん辞めても良好な関係が続くこともありますが、「ケンカ別れ」ということもよくあります。株価が上昇していたら、買い取るにも億単位の資金が必要かもしれません。

このため、株主構成を考える場合には、それぞれの株主について「この株主が敵に回った場合でも大丈夫か?」ということをよく考える必要があるでしょう。

こうした状況を乗り切るため、「共同創業者(co-founder)が途中で辞めた場合には、全部又は一部の株式を返してもらう」ということを、会社を始める際に決めておいた方がいいんじゃないか?、というのが今回のテーマです。

今までの日本では、ベンチャーの創業時から弁護士などの専門家やベンチャーキャピタルが入るということは少なかったこともあり、共同創業者がそれぞれそこそこの株式を持つというケースについての考察はほとんど行われて来なかったんではないかと思いますが、エンジェルやインキュベータによる投資が活発化しつつある昨今、こうしたことについて最初からきちんと考えておく例も、今後は増えて行くと思います。

今週の目次とキーワード

  • 資本政策上の問題
  • インキュベーターにはどのくらいの株式を渡せばいいか?
  • 共同創業者には、どのくらいの株式を渡せばいいか?
  • Googleの創業者のケース
  • 契約の例(日本版Restricted Stock Purchase Agreement)
  • リバース・ベスティング(reverse vesting)
  • 意外に怖い、返還時の税務
  • 「個人→個人」の譲渡のケース
  • 「個人→法人」の譲渡のケース
  • 会社法上の問題
  • 会社が低額で取得した自己株式の計上額はいくら?
  • 「株+契約」で一体とみなせないか?
  • 種類株式とした場合

 

ご興味がありましたら、下記のリンクからご購読いただければ幸いです。

(ではまた。)

 

 

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Yomiuri Online連載第22回目 「デカいことを考えているヤツら」をベンチャーに引き込む

Yomiuri Onlineに連載させていただいている「磯崎哲也の『起業案内』」第22回目が掲載されました。

http://www.yomiuri.co.jp/job/entrepreneurship/isozaki/20120124-OYT8T00920.htm

今回は「『デカいことを考えているヤツら』をベンチャーに引き込む」。

 

「Femto Startup LLP」の投資に対する考え方をご紹介しています。

 

ご参考まで。

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週刊isologue(第147号)「Femto Startup LLP」はじめました

すでにブログ等でも公表させていただいていますが、今月2012年1月より、株式会社インターリンクと、同社社長横山正氏といっしょに、「Femto Startup LLP」(有限責任事業組合フェムト・スタートアップ)という、ベンチャーをサポートする組織をはじめました。

ウェブはこちらです。

http://femto.st/

 

このLLPを使った少額投資のスキームは、知恵とお金を集めて少額の投資をしながらベンチャーのサポートをしようと考えている人役に立つのではないか、とも思いますので、今週はこのスキームを作るにあたって考えたことを、いろいろご紹介させていただければと思います。

今回は、前半の「Femto Startupで考えていること」は投資を受けるベンチャー向けの説明にもなっていますが、それ以降の部分は、どちらかというと、ベンチャーをサポートするための少額投資やインキュベーター的なことを考えている人や、事業会社からの投資を考えている人向けの内容になっています。

 

目次とキーワード

  • Femto Startupで考えていること
  • 「femto」とは
  • 投資とサポート内容
  • CFO的役割は必要とされているのではないか
  • ベンチャーをどう応援するか?
  • 「相場」の形成
  • 応援したいベンチャー
  • 運営コスト
  • 有限責任事業組合(LLP)を採用
  • 「株式会社」じゃダメなのか?
  • 金商法上の規制の概要
  • どこまで各組合員の関与が求められるか?
  • まとめ

 

ご興味がありましたら、下記リンクからお申し込みいただければ幸いです。

 

(ではまた。)

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ベンチャーをサポートする取組み「Femto Startup LLP」をはじめました!

(追記、9:15)
TechWaveさんに、ご紹介いただきました。
http://techwave.jp/archives/51725456.html

この取組みへの想いや「femto」というネーミングなどについてもインタビューしていただいてます。

 

ベンチャーをサポートする取組み「Femto Startup LLP」(有限責任事業組合フェムト・スタートアップ)をはじめました。

 

profileimg_femto_200x200.jpg

 

インターネットプロバイダの株式会社インターリンクと同社代表取締役の横山正氏との共同事業という位置付けで、私が「ゼネラルパートナー」という名称の役職をさせていただいています。
1月1日付けで組合契約の効力は発生していましたが、登記が済んで、やっと銀行口座を開設できる段階に来ましたので、本日公表させていただきます。

このLLPの出資総額は5000万円。他のインキュベーター各社さんと同様、一件あたり200万円から300万円程度の出資をベンチャーに対して行います。
このLLPの特徴は、私が、スタートアップするベンチャーの初期のCFO的な役割をさせていただいて、創業者といっしょにビジネスモデルや資本政策を考え、次のベンチャーキャピタル・ラウンドの投資が付くところまで持って行こう、というところです。

対象とするのは、成長を志向するインターネット関連ベンチャーが中心になると考えています。
5000万円という金額はファンドとしては非常に小さいんですが、1件の投資も200万円から300万円ですので、1社1社丁寧にハンズオンしていくことを考えると、これでも社数的に、かなり大変そうであります。たぶん年間数件くらいしか投資できないと思いますので、『巨大ベンチャー』を目指すぞ!という起業家といっしょに仕事ができればいいなと思っています。

みなさん、何卒、よろしくお願い致します!

詳しくは、下記のウェブサイトをご覧下さい。
Facebookの「いいね!」やGoogle+の「+1」ボタンも、どんどん押していただければ幸いです。

http://femto.st/

サポート内容と応募の詳細は、こちらhttp://femto.vc/aboutにありますので、お読み下さい。
(適時内容が変わることがあります。最新版をご確認下さい。)

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