週刊isologue(第247号)世界のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)入門編

週刊isologueでは、今まで、(独立系の)ベンチャーキャピタルやエンジェルは取りあげてきましたが、一般企業のベンチャー出資についてはあまり考えたことがありませんでした。

(年も押し詰まって、みなさんメルマガを読むモードではないかも知れませんが)、本日は世界のコーポレートベンチャーキャピタルの全容をざっと見てみたいと思います。

 

目次とキーワード

  • 米国市場のCVCの投資件数・投資額とと日本市場の比較。 
  • 米国VC投資に占めるCVCの規模感
  • 業種別、国別のCVCのプレゼンス
  • 日本のCVCはランキングに入っているか?
  • CIA(諜報機関)もベンチャー投資部門を持っている!
  • 日本企業は大丈夫?
  • CVCの例
    • Google Ventures
    • Intel Capital
    • Qualcomm Ventures
    • Novartis Venture Funds
    • Comcast Ventures
    • Samsung Ventures
    • SAP Ventures
    • Johnson & Johnson Development Corporation
    • Motorola Solutions Venture Capital
    • SR One
    • Cisco Investments
    • GE Ventures
ご興味がありましたら、下記のリンクからお申し込みいただければ幸いです。
(23時50分配信予定。)

(それでは、みなさま、良いお年をお迎え下さい!)

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週刊isologue(第246号)ソフトバンクの次の一手? T-Mobile買収を考える

ソフトバンクが買収したスプリントが、米国第4位の移動体通信事業者であるT-Mobile USの買収を計画しているという報道がありますが、確かにソフトバンクの世界戦略の次の一手としては、このあたりが焦点になってくると思います。ということで今週は、ソフトバンク(Sprint)がT-Moblieを買収したらどうなるかを、ざっと考えてみました。

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目次とキーワード

  • 米国通信業者の競争の概況
  • ソフトバンクの株価・財務状況
  • T-Mobileの株価・財務状況
  • ソフトバンクモバイルの財務状況
  • NTTドコモの財務状況
  • T-MobileのCEOの「キャラ」
  • スプリントの株価・財務状況
  • まとめ
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(ではまた。)

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飲食店予約サービス「トレタ」、いよいよ正式リリースです!

フェムトグロースキャピタル、フェムト・スタートアップの投資先のサービス「TORETA」(トレタ)が、ついに正式リリースしました。
(豚組しゃぶ庵などでおなじみ中村 仁さんが社長の会社です。) 

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トレタは、飲食店の予約管理を劇的に改善するサービスです。iPadのアプリが、すでにApp Storeにリリースされています

(実は、すでに、「おっ!」「えっ!」というような有名飲食店や大手飲食グループでの採用が続々と決まってます。)

従来の予約用のパソコンは、飲食店に置くには大き過ぎたり、パソコンに不慣れな従業員の教育が大変だったりしましたが、トレタはシンプルで直感的なiPadアプリですので、スマホを使ってる今どきの従業員なら、マニュアルも見ずに使うことができるはずです。

また、今までの紙の予約台帳には潜在的に大きな経営上のリスクがあります。
鉛筆で書いたり消したりしていると、記入ミスでオーバーブッキングなどをする恐れがありますし、万が一、紙の予約台帳を紛失したり解雇した従業員の嫌がらせで捨てられたりでもしたら、それ以降、予約も入れられません。食材の仕入れや従業員のシフトもどの程度にしたらいいのかがわからなくなってしまいます。

常連のお客様へのケアも向上するでしょうし、経営者は忙しい店の従業員をわずらわせることなく、全店舗の現在のリアルタイムの予約状況をどこにいても確認することができます。

詳しくは、トレタのページをご覧ください。

(ではまた。)

 

以下、ご参考: 

社長の中村 仁(ひとし)さんのブログの記事:
新サービス「トレタ」を正式リリースしました

THE BRIDGE記事:
食文化をより豊かなものにーー「ミイル」「豚組」の創業者が飲食店向け予約台帳アプリ「トレタ」をリリース

Gihyo.jp記事:
インタビュー:ヒューマンエラーを減らし飲食ビジネスの可能性を最大化する――ストレスフリーの飲食ビジネスアプリの理想形「TORETA」が目指すもの

CNET記事:
iPad向けの予約管理サービス「トレタ」–豚組、ミイル創業者の中村氏の新会社が提供」  

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週刊isologue(第245号)米国バイオベンチャーの資本政策(2013年)その2

先週に引き続き今回は、「The top 10 biotech IPOs of 2013」の他の会社についても、優先株の最も特徴的な部分である残余財産分配権について比較してみます。
つまり、「バイオ系ベンチャーの優先株は、みんな強烈な条件が付いているのか?」ということを調べてみました。

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目次とキーワード

  • 残余財産分配権のSeriesごとの優先度のパターン
  • 「”and”参加型」
  • 「”or”参加型」
  • 「”and”参加+3倍上限”or”参加型」
  • 投資家が最初にx倍を取る優先分配権はあるか?
  • 後のラウンドの方が、倍数は大きくなるか?
  • Exitの金額で分配を変える規定。
  • 優先分配で年当たりの最低利回りを一定とする規定
  • 契約に基づいて、特定の個人に特別な分配を行う規定
  • 米国のベンチャーは必ず優先株を発行するか?
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(ではまた。)

 

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週刊isologue(第244号)米国バイオベンチャーの資本政策(2013年)

ツイッターの上場発表以降、米国のベンチャーの資本政策をいくつか見て来ましたが、今までのところ、これらのベンチャーの優先株の内容は、日本の一般的な優先株よりも創業者(普通株主)に有利なものばかりでした。
もしかすると、日本の優先株を使うベンチャーキャピタルは悪辣で(笑)、米国のベンチャー投資では日本のような条件の優先株は使っていないんじゃないかと、大変気になります。

リスクが非常に高くて巨額の資金調達が必要なバイオテック系ベンチャーは、もっと何かエグい(投資家に非常に有利な条件がついた)優先株で資金を調達せざるを得ないんじゃないかと考え、今回は、今年上場したバイオテック系の会社(Epizyme, Inc.)の資本政策を見てみることにしたいと思います。

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目次とキーワード

  • 「The top 10 biotech IPOs of 2013」
  • 授権株式数
  • 優先配当
  • Series Cと、Series A・Series Bの優先劣後関係
  • NPOが投資家に?
  • 残余財産分配権(「or」方式)
  • 残余財産分配権(「and」方式)
  • 残余財産分配権(「and」方式と「or」方式の組み合わせ)
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週刊isologue(第243号)上場前後の資本政策(2011年+α)後編

ツイッター上場以降、他の米国ベンチャーも含めて定款から優先株の中身を探るシリーズに突入し、2011年の「上場前後の資本政策」シリーズが途中になっておりましたが、今回は最後に残っていた「2011年のIPO後編」をお届けします。

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目次とキーワード

  • イーブックイニシアティブジャパン
  • ベルグアース
  • リブセンス
  • ネクソン
  • ダブル・スコープ
  • ジャパンマテリアル
  • カイオム・バイオサイエンス
  • スターフライヤー
  • アイセイ薬局
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仕事場を尾山台に引越しました

今まで神宮前にあった仕事場(磯崎哲也事務所)を、先月、世田谷区の尾山台に移転いたしました。

8月に車を買って「車で通勤したらどうなる?」と思って試行錯誤していたのですが、都心は渋滞もあるので車でも(電車でも)1時間半くらいかかってしまいます。ところが尾山台は、ほぼ渋滞が無い第三京浜を降りてすぐなので、横浜の自宅から三分の一の約30分で到着できてしまうのであります。(もちろん事務所に泊まれば通勤時間ゼロw。)
世田谷に土地勘があまりなかったので、尾山台は都心からすごく離れたイメージだったんですが、電車だと渋谷駅まで15分程度で、六本木や大手町へのアクセスも非常にいいですね。もちろん神宮前より賃料も下がって駐車場も付きました。これでコインパーキングの料金を気にしながら駐車せずにすみます。

また尾山台は、商店街(尾山台ハッピーロード)が非常に賑わっていて、コンビニ、ドラッグストア、クリーニング、弁当屋などが仕事場から1分圏内にあって超便利です。
近所に芸能人や政治家の豪邸も建ち並んでますので食べログ4.0近いケーキ屋さんなど、マダムもご納得の美味しい店がたくさんある一方で、尾山台駅から東京都市大学(昔の武蔵工大)に行く通り道にもなっているので、若者向けの安くてうまい店も多い。

尾山台駅前のビルには独立系ベンチャーキャピタルの大先輩である日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)さんもいらっしゃいます。シリコンバレーのベンチャーキャピタルはSand Hill Roadというところに集中しているので、NTVPの村口さんとは、「Setaga ValleyのOyama Hill Roadをベンチャーキャピタルが集中する場所にしましょう」と言っております。:-)

大井町線をはじめ、周囲があまりにのどかな雰囲気なのでちゃんと仕事できるかな?と思ったのですが、 Sand Hill Roadも高原リゾートのようなのどかな場所なので・・・たぶん大丈夫なんじゃないかと思います。また、隣の九品仏の浄真寺は広く美しい境内で「世田谷にこんな場所があったのか!」とびっくりしました。今朝も早朝から境内を散歩してまいりましたが、心がすっきりリセットされる感じがいたします。
よろしかったら、他のベンチャーキャピタルのみなさんも、尾山台へどうぞ。:-)

フェムトグロースキャピタル、フェムト・スタートアップのファンドの登記上の住所・連絡はこちらに公開しておりますが、仕事柄、飛び込み訪問や郵便、電話でコンタクトしてくる方は皆無なので、この際、私の仕事場の方はホームページに住所や電話番号も載せないことにしました。必要な方はお問い合わせください。

今後とも、何とぞよろしくお願いいたします。

(ではまた。)

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「かぐや姫の物語」見てきました

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今朝、ジブリの高畑監督の映画を見てきたんですが、かぐや姫って、

  • 血はつながってないけど、子供として愛されて育てられ、
  • 人間とは比べものにならないすごい速さで成長し、
  • 美しく自由闊達で性格もすごくいいのに、
  • 結局誰の嫁にもならず、
  • 生まれて数年で急に元気が無くなったと思ったら、それから2週間くらいでいなくなっちゃった、

という話で、「これって、先日死んだうちのわんこの一生と全く同じ話やん!」と途中で気付いてからというもの、目から何か汁が出てきて止まらなくなりました。
というわけで、個人的には今までの高畑作品の中で最高だと思ったのですが、他のみなさんのご参考にはまったくならない感想ですみません。<(_ _)>

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