フェムトグロースキャピタルから、朝日新聞社さんといっしょに、スタディプラス株式会社に合計1.85億円を投資させていただきました。
(ご参考: TechCrunch記事、CNET記事、THEBRIDGE記事)
学習管理プラットフォーム「Studyplus(スタディプラス)」は、(ほとんど広告等を行っていないにも関わらず)現在の利用者は110万人超、大学受験を希望する高校3年生の3人に1人が利用しており、高校生がよく使う勉強系アプリのNo.1 (リクルート進学総研「高校生価値 意識調査 2014」調べ) に成長しているサービスです。
社長の廣瀬さんは、小さいころから起業に興味があり、日本テクノロジーベンチャーパートナーズの村口さん、レオス・キャピタルワークスの藤野さん等と2010年に行った「起業を増やさナイト!」というイベントに、大学生時代に参加してくれまして、その後仲間と一緒に私の事務所も訪問してくれた時からの、ご縁があります。
教育系サービスは非常にcompetitiveで、一般にはなかなかスケールすることが難しい領域だと思いますが、同社は、学習コンテンツ自体を提供するのではなく、学習の管理をしたり、学習法にアドバイスをするという”立ち位置”なので、「プラットフォーム」としてイケてるんじゃないかと思いました。(公開されているAPIで、教材アプリからStudyplusに学習の記録を自動的に投稿できるようになっており、連携している教材アプリも増えています。)
また、「起業のファイナンス」「起業のエクイティ・ファイナンス」にも書かせていただいたとおり、今後も巨額化していく資金調達やM&Aでのexitの増加などを想定して、経営者や投資家がどんなときも足並みをそろえられるように、フェムトグロースキャピタルでは優先株式で投資をすることを原則としておりますが、今回は特に、IPO前後の経営者の負担を低減し、新規投資家が優先株式で入ってくることによって権利が非常に弱くなってしまう既存の投資家のみなさんとのバランスもうまく取れる、なかなかいい感じのスキームで投資が行えたのではないかと考えています。
経営陣のみなさんや既存の株主のみなさんと一緒にがんばってまいりたいと思いますので、応援(受験や資格試験にチャレンジされているみなさんは、Studyplusのご利用も)よろしくお願いいたします!
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