週刊isologue(第364号)VCの作りかた(その1)

昨今は、起業希望者も増えて「会社を起こす」イメージがわく人も増えてきました。

また、米国で年間6兆円の投資が行なわれているのに、日本ではその数十分の1の投資しか行われていないので、日本にはベンチャー投資マーケット拡大のすさまじいポテンシャルがあるはずですし、米国では起業や投資銀行やコンサルティングファームと並んで、VCはMBAなどの優秀な学生の就職人気ランキングでも最上位の一つなので、日本でも今後そうなっていく可能性は高いと思います。

しかし、「VCってどうやったらできるの?」というイメージが浮かぶ人は、会社を作るイメージが浮かぶ人よりも、はるかに少ないのではないでしょうか。

昨年は、20代の若者のVC数社をはじめ多くの独立系VCファンドを立ち上がりましたので、今や「個人(のチーム)でもベンチャーキャピタルがはじめられる時代」が日本でも本格化してきたと言えます。

というわけで今回から、「VCってどうやったらできるの?」ということについて考えると同時に、優秀な人材をVC業界に呼び込むのに、今何が不足しているのかについて考えてみたいと思います。

目次とキーワー

  • 米国のVCのストラクチャー
    • パートナーごとの分配
    • 「倒産隔離」的な効果
  • 日本のVCのストラクチャー
    • 株式会社がGPをやるケース
    • 個人がGPをやるケース
    • LLPがGPをやるケース
  • VCの収入モデル
    • マネジメントフィー
    • キャリー
  • ベンチャーキャピタルは「いい商売」か?

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。 

(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第363号)日本に「ユニコーン」が現れなかった理由(わけ)第5回

ベンチャーが大きく成長するには、VCからの資金供給が増えることも不可欠です。
今回は、VCの資金がどうやったら増えていくかを考えてみます。 

NewImage

目次とキーワー

  • VCの数を増やすことが重要
    • VCはファンドサイズを増やしづらい
    • どのくらい拡大していけるか?
    • VCが増えると、市場の質も変化する
  • 「相場」の形成
    • VCはファンドサイズを増やしづらい
    • 資金供給者が少なくては社会主義国と同じに
    • アーリーステージベンチャー株式の株価の幅は広い
    • 単純なミクロ経済的な価格決定のモデル
    • 資本政策やVCの評判等にも左右される
    • 上場株式の「相場」とは全く異なる
  • 優秀な人材をVC市場に呼び込む

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。 

(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第362号)日本に「ユニコーン」が現れなかった理由(わけ)第4回

本日は、日本のベンチャーに投資をする投資側の課題の観点から、日本になぜメガベンチャーが現れにくいのかを考えてみます。

 

目次とキーワー

  • 日本のベンチャー生態系における投資側の課題
    • 投資家の層の薄さ
    • アーリーステージの1億円超の投資
    • 日本と米国のエンジェルの役割
    • 日本の上場市場の役割
  • VCの厚みを増すこと
  • 独立系VCと「不完備契約」

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。 

(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第361号)日本に「ユニコーン」が現れなかった理由(わけ)第3回

日本と海外のベンチャー環境の構造的違いについて考えるシリーズです。

先週までのタイトルは「日本にユニコーンが現れない理由」でしたが、メルカリさんが84億円を調達して、めでたく日本初の「ユニコーン」(未上場で企業価値評価10億ドル以上)になったそうですので、タイトルを過去形にしてみました。:-)

 

目次とキーワー

  • 資金調達額と企業価値
    • なぜ株式は10%程度ずつ調達するのがいいのか?
    • 低比率での調達でユニコーンを名乗るのはなぜダメか?
    • 事業会社、CVCからの調達
  • 「資金使途」
    • シグナリング効果
    • M&A
    • マーケティング費用
    • 人材の採用
    • オフィススペースの逼迫
  • 資金コスト
  • まとめ

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。 

(ではまた。)

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。