週刊isologue(第516号)VCの作り方(法人GP税務編その4)

今回も、ベンチャーキャピタル(VC)の法人のGP(ファンド運用者/無限責任組合員)の税務とインセンティブ設計を考えます。

今回は、話をシンプルにするために、マネフィーと有価証券の譲渡益で受け取ったキャッシュを、そのまま全額第三者に業務委託費として支払う契約となっているSPC(特別目的会社)を考えてみます。

NewImage 

 

目次とキーワード:

  • 非課税売上→課税売上への「変換装置」
  • 想定するSPC
  • マネフィーだけの場合
  • 有価証券譲渡収入もある場合
  • 法人税等も考えた場合

本稿は法的・税務的助言を行うことを目的とするものではなく、財務(ファイナンス)的な観点などから、取り上げたテーマの性質を考えるためのものです。文書を実際に解釈したり運用するにあたっては、弁護士・税理士等の専門家の意見を参考にしてください。

他にも、個人などのファンドの会計や税務については、週刊isologue第387号〜第403号の「VCの作りかた(会計・評価編)」もご参考になるかもしれません。

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第515号)VCの作り方(法人GP税務編その3)

今回も、ベンチャーキャピタル(VC)の法人のGP(ファンド運用者/無限責任組合員)の税務とインセンティブ設計を考えます。

NewImage 

 

目次とキーワード:

  • Linear(線形)なインセンティブ設計が超重要
  • 一般の会社の有価証券譲渡の処理
  • VCの場合の有価証券譲渡の処理
  • キャピタルゲインからボーナスを支払う場合
  • キャピタルゲインから業務委託費を支払う場合
  • 課税仕入れ等にかかる消費税額の全額を控除することができる場合
  • 課税仕入れ等にかかる消費税額の全額を控除することができない場合 
  • 個別対応方式の場合
  • 一括比例配分方式の場合
  • 個別対応方式と一括比例配分方式の選択 

本稿は法的・税務的助言を行うことを目的とするものではなく、財務(ファイナンス)的な観点などから、取り上げたテーマの性質を考えるためのものです。文書を実際に解釈したり運用するにあたっては、弁護士・税理士等の専門家の意見を参考にしてください。

他にも、個人などのファンドの会計や税務については、週刊isologue第387号〜第403号の「VCの作りかた(会計・評価編)」もご参考になるかもしれません。

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第514号)VCの作り方(法人GP税務編その2)

今回は、ベンチャーキャピタル(VC)のGP(ファンド運用者/無限責任組合員)の税務を考える前提として、GPに法人が関与する意味を考えます。

NewImage

 

目次とキーワード:

  • VCのストラクチャーとインセンティブ
  • VCは、投資先を担当する個人への長期のインセンティブが超重要
  • 株式会社のみがGPである場合の問題点
  • 法人のインセンティブの税務上の取り扱い
  • 米国のパススルーのGP
  • 日本のパススルーのGP
  • 個人が無限責任組合員になる場合
  • 日本におけるVCのストラクチャー
  • LLP-LPSスキーム
  • 法人もGPに関与する必要性
  • 「社団性」と組合契約
  • VCのブランドの核
  • 大量保有報告書上の記載

なお、本稿は法的・税務的助言を行うことを目的とするものではなく、財務(ファイナンス)的な観点などから、取り上げたテーマの性質を考えるためのものです。文書を実際に解釈したり運用するにあたっては、弁護士・税理士等の専門家の意見を参考にしてください。

他にも、個人などのファンドの会計や税務については、週刊isologue第387号〜第403号の「VCの作りかた(会計・評価編)」もご参考になるかもしれません。

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。

週刊isologue(第513号)VCの作り方(法人GP税務編その1)

今回は、ちょっとマニアックですが、ベンチャーキャピタル(VC)のGP(ファンド運用者/無限責任組合員)が法人だった場合に、どういう税務になるか?ということを考えてみました。

以前の経済産業省のファンドのひな型では、キャリー(キャピタルゲインが出た場合の、GPへの割増分配額)が、フィーとして扱われていたのが、最新の経済産業省/日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)のファンド契約書の契約書例では、分配として扱われるようになったことが、ちょっと状況が変わって来ている要因です。

個人のGPの場合、ファンドがパススルー(GPが直接投資先の株式を持っているものとして扱われる)だと、株式のキャピタルゲインは株の譲渡所得として扱われ、税率も安くなるし、消費税等も関係ないので、概ね「いいとこずくめ」に見えます。

これに対し法人では(一瞬、「個人と違って、そうした所得区分がないし、損益通算できるし、累進税率でもないのでシンプルだ〜」と思えるのですが、実は)、キャリーが消費税法上、非課税売上に該当して、課税売上割合が下がって、消費税等の納税額も変わる可能性があるので、キャリーが巨額に発生した場合には、税務上コワいことが起こり得ます。

NewImage

 

目次とキーワード:

  • 経済産業省/JVCAのファンド契約書例
  • キャピタルゲインが発生しない年のケース
  • キャピタルゲインが発生する年のケース
  • 控除対象外消費税額等の扱い

なお、本稿は法的・税務的助言を行うことを目的とするものではなく、財務(ファイナンス)的な観点などから、取り上げたテーマの性質を考えるためのものです。文書を実際に解釈したり運用するにあたっては、弁護士・税理士等の専門家の意見を参考にしてください。

他にも、個人などのファンドの会計や税務については、週刊isologue第387号〜第403号の「VCの作りかた(会計・評価編)」もご参考になるかもしれません。

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

 

[PR]
メールマガジン週刊isologue(毎週月曜日発行840円/月):
「note」でのお申し込みはこちらから。