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フェムトマガジン(元isologue)
2023.01.02(第715号)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■謹賀新年(2022年総集編)
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明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
一年の最初なので、昨年のフェムトマガジンの記事を一覧する「総集編」をお届けします。
(こちらのブログはnoteに移転してますが、今回は特別にこちらに掲載しています。) 今週は、2022年の記事を一覧する「総集編」をお届けします。
2022年は、毎年定点観測している、
- 上場前後の資本政策
- VCはいかに株式を売却するか
の他、個別のテーマとして、
- サザビーリーグ社の国税不服審判所の裁決と種類株式
- フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します
を取り上げました。
いつもと同様、これらは法令・税務や投資判断の助言を行うことを目的とするものではなく、財務その他の観点からの検討を目的とするものです。実際の解釈や運用にあたっては、弁護士、税理士等の専門家の意見を参考にしてください。
■謹賀新年(2021年の総集編)
2021年は、毎年定点観測している、
- 上場前後の資本政策
- VCはいかに株式を売却するか
などの他、個別のテーマとして、
- SPACの上場時開示資料を見てみた
等を取り上げました。
■2022年上半期総集
今年上半期〜8月1日までの記事を一覧する「総集編」をお届けしました。
■上場前後の資本政策
上場時の有価証券届出書から、上場した企業の資本政策を読み解くシリーズです。
(第664号) 上場前後の資本政策(2021年12月その1)
この週から、2021年12月に上場した下記の会社の資本政策を見ていきました。
- のむら産業
- フレクト
- ネットプロテクションズホールディングス
- ブロードエンタープライズ
- True Data
- グローバルセキュリティエキスパート
- JDSC
- HYUGA PRIMARY CARE
- ライフドリンク カンパニー
(第666号) 上場前後の資本政策(2021年12月その3)
- 湖北工業
- ラバブルマーケティンググループ
- YCPホールディングス(グローバル)リミテッド
- THECOO
- サインド
- 網屋
- Finatextホールディングス
- サクシード
- 三和油化工業
- エクサウィザーズ
- ハイブリッドテクノロジーズ
- クルーバー
- 長栄
- ニフティライフスタイル
- サスメド
- エフ・コード
- Green Earth Institute
(noteに「Don’t Look Up」を見ての「雑談」を書きました。)
- Green Earth Institute
- CS-C
- タカヨシ
- アジアクエスト
- セキュア
- Institution for a Global Society
例年通り、1月の上場はなし。この週は、2022年2月に上場した下記7社の資本政策を見ました。
- Recovery International
- セイファート
- ライトワークス
- エッジテクノロジー
- CaSy
- BeeX
- マーキュリーリアルテックイノベーター
この週から、2022年3月に上場した以下の会社の資本政策を見ていきました。
この週は以下の4社を取り上げました。
- ビーウィズ
- イメージ・マジック
- セレコーポレーション
- 守谷輸送機工業
- TORICO
- メンタルヘルステクノロジーズ
- ギックス
- ノバック
この週から、2022年4月に上場した下記の会社の資本政策を見ました。
- セカンドサイトアナリティカ
- エフビー介護サービス
- サークレイス
特に、セカンドサイトアナリティカ社は、銀行が筆頭株主で無議決権株(種類株式)を発行したまま上場という、非常にめずらしい資本政策をとっています。
- フルハシEPO
- ASNOVA
- ストレージ王
- モイ
- クリアル
- ペットゴー
(第689号)上場前後の資本政策(2022年5月~6月その1)
この週から、2022年5月、6月に上場した以下の会社の資本政策を見ていきました。
(毎年5月は少ないですが、今年も1社しか上場がありませんでした。)
- トリプルアイズ
- ANYCOLOR
- ヤマイチ・ユニハイムエステート
- ホームポジション
(第690号)上場前後の資本政策(2022年5月~6月その2)
- 坪田ラボ
- ジャパンワランティサポート
- マイクロ波化学
- イーディーピー
- サンウェルズ
(第691号)上場前後の資本政策(2022年5月~6月その3)
- ヌーラボ
- M&A総合研究所
- マイクロアド
- AViC
AViC社の大株主に、社長や創業者、投資会社の代表、それぞれ個人1つずつの投資事業有限責任組合(ファンド)を作って、それが上位3株主になっているというのが、非常に変わってて興味を引かれます。
この週では、2022年7月に上場した下記4社の資本政策を見ました。
- INTLOOP
- unerry
- HOUSEI
- エアークローゼット
この週では、2022年8月に上場した下記2社の資本政策を見ました。
- 日本ビジネスシステムズ
- クラシコム
この週では、2022年9月に上場した下記9社の資本政策を見ました。
- ジャパニアス
- eWeLL
- FPパートナー
- キットアライブ
- ファインズ
- グラッドキューブ
- ポーターズ
- プログリット
- グッピーズ
(第706号) 上場前後の資本政策(2022年10月その1)
この週から、2022年10月に上場した下記の会社の資本政策を見ていきました。
この週では以下4社を取り上げました。
- FIXER
- キューブ
- ソシオネクスト
- SBIリーシングサービス
(第707号) 上場前後の資本政策(2022年10月その2)
- ビジネスコーチ
- リンカーズ
- Atlas Technologies
- FCE Holdings
- pluszero
(第711号) 上場前後の資本政策(2022年11月その1)
この週から、2022年11月に上場した下記の会社の資本政策を見ていきました。
- ベースフード
- POPER
(第712号) 上場前後の資本政策(2022年11月その2)
- ティムス
- tripla
- ウェルプレイド・ライゼスト
■VCはいかに株式を売却するか?
IPOした企業の投資家が、どのように株式を売却するかというシリーズです。
(第680号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その1)
この週から、2021年上場の企業の株式の売却を見ていきました。
- QDレーザ
- WACUL
- アピリッツ
(第681号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その2)
- ウイングアーク1st
- ヒューマンクリエイションホールディングス
- i-plug
(第682号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その3)
- ココナラ
- Sharing Innovations
- シキノハイテック
- ベビーカレンダー
(第683号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その4)
- ブロードマインド
- イー・ロジット
- Appier Group
- スパイダープラス
(第686号)VCはいかに株式を売却するか?(2021年その5)
- オキサイド
- セルム
- サイバートラスト
(第687号)VCはいかに株式を売却するか?(2021年その6)
- ビジョナル
- ネオマーケティング
- ステラファーマ
- テンダ
(第688号)VCはいかに株式を売却するか?(2021年その7)
- ワンダープラネット
- 全研本社
- ペイロール
(第692号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その8)
- ペルセウスプロテオミクス
- デコルテ・ホールディングス
- ドリームベッド
- アルマード
(第693号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その9)
- HCSホールディングス
- セレンディップ・ホールディングス
- 日本電解
- ステムセル研究所
- コンフィデンス
(第696号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その10)
- オムニ・プラス・システム・リミテッド
- Waqoo
- BlueMeme
- プラスアルファ・コンサルティング
- BCC
- ラキール
(第697号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その11)
- アシロ
- ブレインズテクノロジー
- デリバリーコンサルティング
- AIメカテック
- フューチャーリンクネットワーク
- タンゴヤ
- ジェイフロンティア
(第699号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その12)
- モビルス
- コアコンセプト・テクノロジー
- シンプレクス・ホールディングス
- レナサイエンス
(第700号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その13)
- ジィ・シィ企画
- ROBOT PAYMENT
- デジタリフト
- リベロ
- セーフィー
(第701号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その14)
- アスタリスク
- PHCホールディングス
- Photosynth
(第702号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その15)
- 日本調理機
- GRCS
- AB&Company
- サイエンスアーツ
- ラストワンマイル
- スローガン
- ボードルア
(第704号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その16)
- のむら産業
- フレクト
- ネットプロテクションズホールディングス
- True Data
- グローバルセキュリティエキスパート
- JDSC
(第705号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その17)
- HYUGA PRIMARY CARE
- ライフドリンク カンパニー
- ラバブルマーケティンググループ
- THECOO
- 網屋
- Finatextホールディングス
(第708号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その18)
- サクシード
- リニューアブル・ジャパン
- 三和油化工業
- エクサウィザーズ
- ハイブリッドテクノロジーズ
(第709号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その19)
- ニフティライフスタイル
- サスメド
- Green Earth Institute
(第710号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その20)
- アジアクエスト
- セキュア
- Institution for a Global Society
(第713号) VCはいかに株式を売却するか?(2022年その1)
この週から、2022年にIPOした企業の投資家が、どのように株式を売却したのかを見ていきました。
この週では下記の5社を取り上げました。
- Recovery International
- CaSy
- ビーウィズ
- イメージ・マジック
- セレコーポレーション
(第714号) VCはいかに株式を売却するか?(2022年その2)
- TORICO
- メンタルヘルステクノロジーズ
- ギックス
■サザビーリーグ社の国税不服審判所の裁決と種類株式
(第671号)サザビーリーグ社の国税不服審判所の裁決と種類株式
「アフタヌーンティー」ブランドなどを展開するサザビーリーグ社の創業者およびその資産管理会社が、東京国税局から計約80億円を追徴された課税処分について、国税不服審判所が全額を取り消す裁決をしたという報道がありました。
2月24日の時事通信社の報道によると、
関係者によると、鈴木氏らはサザビー社が親族の投資会社に吸収合併される際、投資会社の新株を1株5万円で計30億円分取得。吸収合併の後、投資会社が一部を1株8万円で買い戻した。
鈴木氏らは計9億円の売却益を税務申告したが、東京国税局はサザビー社の吸収合併で投資会社の資産は増えており、1株84万円での買い戻しが相当と判断。鈴木氏らに計約210億円の申告漏れを指摘し、過少申告加算税を含む計約80億円を追徴した。
鈴木氏らは2019年12月に審査請求し、「買い取り額は投資会社の定款で定められており適正だ」と主張。裁決は「国税局の主張は根拠が明確でなく、処分は違法だ」と指摘した。
とのこと。
ここで「買い取り額が投資会社の定款で定められていた」ということは、(定款で定められる)種類株式の取得条項が論点になった可能性があり、そして東京国税局は追徴を決定したのに、国税不服審判所がそれを取り消す裁決をした、と判断が大きく分かれたのは、それがどういった記述になっていたからなのかというのは、種類株式の実務としても、非常に関心が湧くところであります。
ということで、報道された資産管理会社やサザビーリーグ社の登記簿を拝見して、内容から何が学べるかを考えてみました。
■フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します
(第672号) フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その1)
この週は、フェムトで昨年から実際に使っているインセンティブ・プランを公開して見ていただきました。
ここで宣伝ですが:フェムトパートナーズでは、我々と一緒にスタートアップへの投資やバックオフィス業務を担当してくれる人を絶賛募集中です。ご興味がありましたら、ホームページから是非お問合せください!
昨年、法律面・税務面などを検討し、実際に組合を組成して、分配も行い、現在(絶賛)確定申告の最中でありますが、こうした一通りのプロセスを回しております。
このプランは、すでにいくつかファンドを立ち上げて運用しているベンチャーキャピタル向けのものです。
(第673号)フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その2)
この週も、フェムトで昨年から実際に使っているインセンティブ・プランを見ていきました。
この回では、具体的分配方法を定める「分配等規程」について考えました。
(第674号)フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その3)
2週にわたってフェムトのインセンティブ・プランを公開してきましたが、この週からは、昨年金融庁から公表された「キャリード・インタレストの税務上の取扱いについて」について考えていきました。
(第675号)フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その4)
前週に引き続きこの週も、昨年金融庁から公表された「キャリード・インタレストの税務上の取扱いについて」について考えました。
(第676号)フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その5)
この週は「インセンティブ・プラン」シリーズの最終回でした。
前週まで、昨年金融庁から公表された「キャリード・インタレストの税務上の取扱いについて」について見てきましたが、この回では、この「LPS – LLP -任意組合」という三段階のストラクチャーを使ったインセンティブ・プランを考えた場合に、その具体的な記載方法について考えてみました。
以下、目次一覧:
(第664号) 上場前後の資本政策(2021年12月その1)
(第666号) 上場前後の資本政策(2021年12月その3)
(第671号)サザビーリーグ社の国税不服審判所の裁決と種類株式
(第672号) フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その1)
(第673号)フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その2)
(第674号)フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その3)
(第675号)フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その4)
(第676号)フェムトのインセンティブ・プラン(VC用)を公開します(その5)
(第680号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その1)
(第681号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その2)
(第682号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その3)
(第683号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その4)
(第686号)VCはいかに株式を売却するか?(2021年その5)
(第687号)VCはいかに株式を売却するか?(2021年その6)
(第688号)VCはいかに株式を売却するか?(2021年その7)
(第689号)上場前後の資本政策(2022年5月~6月その1)
(第690号)上場前後の資本政策(2022年5月~6月その2)
(第691号)上場前後の資本政策(2022年5月~6月その3)
(第692号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その8)
(第693号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その9)
(第696号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その10)
(第697号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その11)
(第699号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その12)
(第700号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その13)
(第701号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その14)
(第702号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その15)
(第704号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その16)
(第705号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その17)
(第706号) 上場前後の資本政策(2022年10月その1)
(第707号) 上場前後の資本政策(2022年10月その2)
(第708号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その18)
(第709号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その19)
(第710号) VCはいかに株式を売却するか?(2021年その20)
(第711号) 上場前後の資本政策(2022年11月その1)
(第712号) 上場前後の資本政策(2022年11月その2)
(第713号) VCはいかに株式を売却するか?(2022年その1)
(第714号) VCはいかに株式を売却するか?(2022年その2)
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